IWC パイロットウオッチのオーバーホールの依頼です。

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IWC パイロットウオッチのオーバーホールの依頼です。

 

IWCはスイスのブランド名ではかなりまれな英語名のブランドです。しかも略称である「IWC」が正式名称で通っているのでとても覚えやすいですね。

 

創業した直後、19世紀後半、当時のスイスではだれもやらなかった工業生産スタイルを採用しており、質を落とさずに効率の良い時計の製造技術をだれよりも早く実現させました。

 

またこのブランドはスイスの中でもドイツに近いところに位置していたためか、ドイツ職人のように実用一点物の造りを好みます。その構造は「視認性」「正確さ」「耐用年数」を重要視しており、時計にとって一番重要な要素を絶対に外さないのが特徴です。クロノメーター以上のかなり厳しい自社企画を設けておりそれを通過したもののみが商品として発売されます。

 

この性格は「永久保証」を謳っていることからもお分かりいただけます。通常の時計メーカーは「保証期間〇年」と定めて一定期間商品を販売したのち、販売終了してから一定期間で保証を終了して修理を打ち切ります。修理のためには部品や修理マニュアルを保存しておかねばならず、そのために多大なコストがかかってしまうからです。しかしIWCは創業してから今日までに発売されたすべての時計に関して、修理やメンテナンスを一切断らずに受け付けています。(※当店では保証しかねます。あらかじめご了承ください。)いつ発売されたものでも分け隔てなくです。気に入った時計をいつまでも大切に使っていきたいという人にはたまらない心遣いですね。

 

今回ご依頼のモデルはパイロットウォッチです。パイロットウォッチはIWCの中でもかなり上位に位置する目玉商品です。パイロットウォッチはシリーズ名とはなっていますが、IWCの商標登録ではありません。パイロットのために開発された腕時計全般を指して言います。

しかし、パイロットウォッチ=IWCという見方が業界内で多いのは、IWCの製品が実際のプロユースであること。そして同社が先鞭をつけた分野であることが大きく関係しているでしょう。

 

パイロットウォッチに託された役目は、以下の通りです。

すなわち、飛行とともに変化する気象や気圧の中でも正確に時を刻み、視認性に優れ、タフであること。

 

 

パイロットウォッチの役目は一言で言うのは簡単ですが、時計製造においても航空産業においても、非常に高い技術力を要します。

 

操縦桿から手を離さないまま即座に時刻を確認する「視認性」。

航空レーダーに狂わされない「耐磁性能」。

どんな過酷な状況下でも威力を発揮する「信頼性」やそれを守る「堅牢性」などは必須で、兼ね備えた完成品をラインナップできているのは、IWCの他にそう多くはありません。

 

しかしこれらをすべて兼ね備えたのがこの時計なのです

 

使いやすく、頑丈なIWCを皆さんもぜひ手に取ってみてください。

オーバーホール ¥40,000(税別)