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スピードマスター

スピードマスターはオメガが60年以上前から販売し続けているロングセラーモデル

NASAで正式採用されたこともある有名なモデルです。
1969年のアポロ11号による月面着陸の際に宇宙飛行士たちが身に着けていた時計こそこのスピードマスターです。この偉大な功績のため、世間的には「宇宙飛行士用の時計」であると思われがちですが、実は全く異なる意図から生まれた時計だったのです。
アポロが月面着陸する10年前、オメガはシーマスター300という最高性能の防水時計を開発しました。その派生モデルとしてレイルーマスターとスピードマスターが生まれました。この二つのモデルはシーマスター300の高い耐磁性と防水性能を引き継いでいるため、「マスター三兄弟」といえるでしょう!
ちなみにマスターはその分野のプロフェッショナルを指す言葉です。シーマスターはダイバー向けの防水性能を持ち、レイルマスターであれば鉄道で働く技術者向けの高い耐磁性能、スピードマスターは、レーシングカー用に耐衝撃性と視認性を重視した設計でした。そう、スピードマスターは本来「レーシングウオッチ」として生み出されたのです。
その後、スピードマスターはNASAの公式装備として抜擢されることとなります。オメガを含む三メーカーからNASAの要望に沿う時計が提出され、厳しいテストを受けました。ほかの時計が停止していく中で、最後まで動き続けたのが、オメガのシーマスタでした。こうしてスピードマスターは月へ行くこととなったのです。

実はこのスピードマスター、アームストロング船長が月に最初の一歩を踏み出す際に腕に着けられていませんでした。船長は万が一時計が壊れないように時計を船内において来ていたのです。スピードマスターを着用して月に降り立ったのは彼の後ろにいたバズ・オルドリン氏でした。しかし、逸話に尾ひれがつくのはそれだけこの伝説が有名であるということの証明にもなります。


オメガのスピードマスターです。ベゼルについているタキメーターは、車の平均速度を測定するためのものです。車が1km走り切った直後にストップウォッチを止めて秒針が指しているタキメーターの数字を詠むことで平均速度がわかります。
日常生活ではほとんど使うことのないと思われがちなこのタキメーター、実はものすごく便利な使い方があります。それは「作業量」の測定です。1つの作業が終わるまでの時間を測定して、秒針が指しているタキメーターの目盛りを読み取ると、その数字が1時間あたりにこなせる作業数になります。

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