ROLEX(ロレックス)ラグ脚ダイヤセット手巻きアンティーク時計のオーバーホール受付
修理ブランドROLEX ロレックス
人気高まるRolexロレックス
有名な高級時計ブランドを聞いたら確実に上位に入るROLEX、その知名度と併せてデザイン・精密さも高く評価されています。
昨今では購入するためにルーティンワークとしてロレックス正規店に通う通称「ロレックスマラソン」という言葉ができるくらいに人気熱が高まっているのは有名です。
そんな中、最近ではなかなか手に入らなかったロレックスの購入報告がSNSで見られるようになってきました。
購入できないのが日常になりすぎて「異常あり。購入できました!」というようなという購入報告になっているのが面白いです。
それほど資産価値も高まりより揺るぎない地位を確立しているROLEXですがアンティークやヴィンテージと呼ばれる1970年代以前の時計に出会うのもまた稀です。
ですが今回は1947年代に製造されてた手巻きの腕時計、オーキッド手巻きレディースアンティークラグ脚ダイヤセットのオーバーホールのご依頼がありました。
可愛らしいロレックスアンティーク
こちらのアンティークロレックスは現行のモデルと比べて小ぶりで愛らしい見た目をしています。
小さくもベルトのバネ棒を取り付け接続部分になるラグ脚にはダイヤカットの透明石が埋め込められています。
ケースはゴールドプレーテッドでラグ脚のダイヤカットの輝きが相まってとても奇麗に光ります。
シンプルなバーインデックスに2針が上品に時間を指し示しています。
白い盤面の12時とリューズと裏蓋にもロレックスのロゴが刻印されていて様々な角度から存在を感じることが出来ます。
ベルトはクラシカルな深いワインカラー、ですが艶のある加工で煌びやかな印象が全面に出ています。
アンティーク時計の注意点
オーナー様のお話によると巻いても針が動かなくなりお持ち込み頂いたとのことです。
手巻きの時計はリューズを巻くことで動力となるゼンマイが巻かれてそれがほどける力が針を動かします。
リューズをこれ以上巻けないところまでいくと巻けなくなる巻き止まりと呼ばれるストッパーがかかります。
しかし確認をしてみるとその状態から動かない為、問題は動力よりも、針を動かす為の機構にありそうだということが分かりました。
念のため、目に見えての破損が無いか機械(ムーブメント)を出して確認していきます。
アンティーク時計によくみられる形状で、盤面ごと裏蓋が外れる形状になっていました。
特にレディースの時計は小さいので、触ってはいけない部分に気を付け慎重に裏蓋から盤面を引っ張りムーブメントを出していきます。
出したらムーブメント内、時計の心臓といられるテンプと呼ばれる部分が動くか確認します。
アクリル棒でテンプが動くか確認すると、テンプが動き出し針も動くようになりました。
目に見えての破損なく、テンプに触れて動き出したので、テンプやこれを制御する機構回りのパーツについた油が固まってきていたことが原因のようです。
私たちが注意する点としてアンティークは部品一つ一つのちょっとした歪みや、過去に行われたメンテナンスされた内容によって
修理不能になるケースもあるのでこれまでその時計が辿ってきた経緯も重要ですのでオーナー様にお話しをよく聞きよく観察して受付を致します。
現状しっかり動いているのが確認できましたが、オーバーホールを行い見えない部分のパーツまで手を入れて改善いたします。
ロレックスをはじめスイスの名門ブランドの機械式時計は60年という時が経っても誤差数分以内で稼働する良好なアンティークウォッチが多いです。
是非お手持ちの時計が動かない・遅れが数十分以上出始めている等不具合を感じることがあればブローチ時計修理工房へお持ちください。
お待ちしています!
オーバーホール | ¥44,000(税込) |
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