タグホイヤーTAG Heuer
1985年商業の老舗腕時計ブランド
タグホイヤーの歴史は古く、創業者のエドワード・ホイヤーは20歳で主にシルバーで懐中時計を製造する自身の時計工房『エドワード・ホイヤー・ウォッチ(Edouard Heuer & Cie. )』をサンティミエにある家族経営の会社内に開きました。 1864年、エドワードは会社をブルックに移転し、Edouard Heuer & Compagnieという社名で事業を展開しました。 1867年、エドワードは、3ヵ所目となるベルン州ビールに会社を移転させます。 会社はこれ以降100年以上に亘りビールの地に留まり続けます。
1880年代、スポーツ競技が急速に普及すると、エドワード・ホイヤーはこうした競技にとっての正確なポケット クロノグラフの重要性を早くから意識するようになります。 そして『エドワード・ホイヤー・ウォッチ(Edouard Heuer & Cie. )』は、道路、競技場、水中などで繰り広げられる様々なレースの公式計時や速度、時間計測に使われるポケット クロノグラフを大量生産するようになりました。
クロノグラフのポケットウォッチはスポーツ愛好家の間で大流行し、中でもシルバーケースのタイプが、富裕層を中心とした競馬やドッグレースの愛好家、そしてその他のスポーツマンにとってのステータスシンボルとなっていきました。
振動ピニオンの完成
1887年、エドワード・ホイヤーはクロノグラフ機構で欠かす事の出来ない仕組みとして今日でも使われる「振動ピニオン」を改良する特許を取得しました。同軸で瞬時に歯車の切り替えが出来るようになったこの画期的な仕組みによって、プッシュボタンを使用してクロノグラフを瞬時にスタートおよびストップ出来るようになりました。
さらにホイヤーではムーブメントのデザインを合理化することで、振動ピニオン搭載のクロノグラフの組み立てとメンテナンスの簡略化を実現し、一般的にクロノグラフが普及できるきっかけとしました。 エドワード・ホイヤーはこの技術革新を「クロノグラフの完成形」だとし、これは現在でも使用されています。
20世紀は高精度時代の始まり
20世紀への移行と共に、工業生産、輸送、科学、医薬などの分野で技術革新がもらされ、これによってより正確な計時が求められるようになりました。 スポーツの分野でも、より高精度な時間計測が求められるようになり様々レースの公式記録がや世界記録が100分の1秒単位で決まるようになってきたことから、より精確で信頼性の高い計時装置が欠かせなくなりホイヤーはより注目を集めるようになっていくのです。
1914年クロノグラフを腕時計に搭載
1900年代になると腕時計が主流になり、腕時計が懐中時計に取って代わるようになると、ホイヤーも高精度クロノグラフをポケットタイプ懐中時計から腕時計タイプへと移行させます。 1914年のホイヤーのカタログでは、クロノグラフ機構を小さな腕時計の中に収めるには高い技術が要求されたために“市場でめったに見かけない”希少な品物として紹介されていました。
1920年頃には世界最高の時間計測企業として様々な分野に認知されるようになり、世界有数のスポーツ大会で公式時計に選ばれるようになりました。 ホイヤーはオリンピック大会だけでなく、アルペンスキーの世界選手権でも自社製のクロノグラフをつかった公式時計になっています。こうした大会で性能が実証されると、それから数十年に亘り、タグ・ホイヤーは、インディアナポリス500やF1レースを初めとして、モータースポーツ、陸上競技会、セーリング大会などで数えきれないほどの指名を受けるようになっていきます。
1958年4代目社長ジャック・ホイヤー就任
ジャック・ホイヤーが、同族企業のエドワード・ホイヤー社の4代目社長に正式に就任しました。 会社は従来の腕時計の販売を打ち切り、レースやラリー用のクロノグラフ腕時計、ストップウォッチ、ダッシュボード計時装置に集中するようになりました。 ジャック・ホイヤーは、アマチュアクラブレーサーからフェラーリF1チームまで、あらゆる形態のモータースポーツに参入するよう会社を指揮するようになります。
人類初の宇宙挑戦を支えるホイヤー
1962年2月20日、宇宙飛行士のジョン・グレンがアメリカが支援するロシアの宇宙船に搭乗し人類として初めて宇宙空間で軌道周回飛行を行い、タグ・ホイヤーは宇宙で初めて使用された腕時計となり、ジョン・グレンは宇宙空間に飛び出た最初の人類となりました。 グレンの手首にはめられたホイヤーのストップウオッチが、彼の4時間56分の飛行を計時したのです。 1969年7月には別のホイヤーのストップウォッチがアポロ月着陸船「イーグル」号の月面までの降下時間を計測しました。 この両ストップウォッチは現在スミソニアン博物館に展示されています。
ルマン24時間耐久レースとホイヤー
映画『栄光のル・マン』では、主役を演じるハリウッドスターのスティーブ・マックイーンが、映画のモチーフとなったレーサーのジョー・シフェールと同じ装備で映画に臨むことになりました。 そして、マックイーンは、手首に「ホイヤー モナコ」クロノグラフを着け、レーシングスーツに“ホイヤー クロノグラフ”の記章を付けました。 この大胆な組合せによって、世界中がホイヤーの新しいクロノグラフに注目しました。「モナコ」の最後のモデル(現在のコレクターから“ダーク ロード”と呼ばれている)は、ブラックのコーティングを施したケースにブラックダイアルを組み合わせ、1970年代のミリタリースタイルを取り入れた特別なモデルでした。
タグ・ホイヤーの現在
1985年に『Techniques d’Avant Garde(テクニクス・アバンギャルド )』グループに入り、会社名を『タグ・ホイヤー』に変更、1999年、フランスを代表するラグジュアリーブランドグループLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンがタグ・ホイヤーを傘下に収めました。 1982年に家族経営の会社を売却せざるを得なかったジャック・ホイヤーが、2001年に会社の名誉会長としてタグ・ホイヤーに戻りました。 彼は世界中を訪れ、ブランドの遺産を愛好家の新しい世代とシェアしました。
1/10,000秒という精度を誇る時計を提供できるブランドは、唯一タグ・ホイヤーのみです。
オーバーホール料金
舶来基本 | クォーツ | スタンダード | ¥21,000 |
クロノグラフ | ¥27,000 | ||
機械式 | 自動巻き | ¥27,000 | |
手巻き | ¥25,000 | ||
クロノグラフ | ¥40,000 |
電池交換料金
項目 | 料金 | 作業時間(納期) |
---|---|---|
外国産ブランド | ¥2,200 | 15分~20分 |
ガラスを外すモデル | ¥5,500 | 20分~30分 |
外装研磨(ポリッシュ)料金
項目 | 料金 | 作業時間(納期) |
---|---|---|
ケース&ブレスレット | ¥11,000~ | 2週間 |
ケースのみ | ¥6,600~ | 2週間 |
ブレスレットのみ | ¥6,600~ | 2週間 |
時計修理の料金表
タグホイヤーTAGHUERのモデル別 分解掃除・オーバーホール料金
クォーツ【3針】 | ¥ 25,300(税込)~ |
---|---|
クォーツ【クロノグラフ】 | ¥ 33,000(税込)~ |
機械式【3針】 | ¥ 27,500(税込)~ |
機械式【3針クロノメーター】 | ¥ 29,700(税込)~ |
機械式【クロノグラフ】 | ¥ 36,300(税込)~ |
機械式【Cal1887.01.02】 | ¥ 38,500(税込)~ |
カレラ | ¥ 27,500(税込)~ |
アクアレーサー | ¥ 27,500(税込)~ |
モナコ | ¥ 27,500(税込)~ |
フォーミュラ1 | ¥ 27,500(税込)~ |
プロフェッショナル | ¥ 25,300(税込)~ |
S/el | ¥ 25,300(税込)~ |
リンク | ¥ 27,500(税込)~ |
モンツァ | ¥ 36,300(税込)~ |
オータヴィア | ¥ 36,300(税込)~ |
2000 | ¥ 25,300(税込)~ |
6000 | ¥ 29,700(税込)~ |
キリウム | ¥ 25,300(税込)~ |
ゴルフウォッチ | ¥ 25,300(税込)~ |
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