Hermès(エルメス)　アルソー　Ref.AR3.220

エルメス アルソーのエレガンス

1978年に誕生した「アルソー（Arceau）」は、エルメスのタイムピースにおける代表作のひとつです。馬具製造にルーツを持つエルメスの精神を反映し、鐙（あぶみ）をモチーフにした非対称ラグ、傾斜したアラビア数字、そしてスイス製ムーブメントという3つの要素で、エレガンスと詩的感性を腕元に宿します。

このアルソーの中でも、ひときわ上質な存在感を放つのが「コンビモデル」です。

異素材の優雅な調和

エルメス アルソー コンビは、ステンレススチールと18Kゴールドを組み合わせた特別仕様。ラウンドケースやベゼルの一部、またはラグにゴールドをあしらうことで、実用性と華やかさのバランスを絶妙に表現しています。

シルバーの涼やかさとゴールドの温もり。2つの異なる金属が織りなすコントラストは、まるで時間の中に光と影が交差するかのよう。シンプルでありながら、ひと目で“特別”だとわかるタイムピースです。

✦ 1｜控えめで上質なラグジュアリー

ゴールドを全面に押し出すのではなく、ディテールに忍ばせることで知的で品のある華やかさを演出。ジュエリー感覚で身に着けられながらも、過度な主張を避けた絶妙なバランスです。

✦ 2｜素材の機能美

ステンレスは軽量で傷に強く、日常使いに最適。一方、ゴールドは経年による風合い変化も楽しめる素材です。異なる特徴を持つ2つの金属を使うことで、美しさと耐久性を両立させています。

✦ 3｜時を超える価値

コンビモデルは、エルメスのラインアップの中では希少性が高く、限定生産やヴィンテージ市場で人気の高いモデルも多数。時を経ても価値が色褪せない、まさに“一生モノ”の逸品です。

アルソーは、「時間をただ刻むのではなく、“感じる”ための道具」であると、エルメスは語ります。

硬質と柔らかさ、静寂と輝き、日常と非日常。その間を自由に行き来するのが、アルソーの美学です。

エルメス アルソーは、時間と美、伝統と革新、そして機能と感性が織りなす物語です。

もしあなたが、“ただの時計”では物足りないと感じるのなら──
このモデルが、腕元にふさわしい詩を奏でてくれるでしょう。

作成者：T

BROOCH時計修理工房

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