バックスケルトンの部分、割れたりしないですか?
バックスケルトンは機械式時計の裏蓋部分をガラス張りにして中の機械を鑑賞できるようにした機構の事で時計の裏側に当たる部分なのでぶつけ難く破損しにくい場所です。通常使用時は腕にガラスが直接当たっています。こうしたぶつかりにくい場所が破損して割れてしまう確率はかなり低いです。同じガラスを使った正面の風防に比べるとはるかに低いです。
バックスケルトンは通常使用において破損することは考えにくいです。まぁほとんど無いと言って良いと思いますが、もしも高い所から落下させたり、車に踏れたりした場合は割れてしまうかもしれません。
バックスケルトンとは
ケースバックの裏蓋部分にガラスをはめて内部の機械を鑑賞できるようデザインされた機構の事です。メーカーによっても呼び名が若干づつ異なり「バックスケルトン」の他にも「シースルーバック」や「裏蓋スケルトン」「スケルトンバック」「トランスパレント」など様々です。業界内では「裏スケ」と略して使ったりします。
はめ込むガラスは通常サファイヤクリスタルと言われる透明な合成サファイヤを切り出して作られたガラスを採用します。
スケルトンバックはタダでさえ密閉性が大切な時計の機械を入れるケースを表も裏もガラスを採用してしまいますので相応の開発能力がないと作る事が出来ません。防水パッキンも通常の2倍は使用しますので、ケースの設計で妥協する子は出来ないのです。ちなみに技術的な問題からアンティーク時計の世界にはバックスケルトンの時計は存在しません。
機械内部の鑑賞が主な目的であるスケルトンバックは、防水性能や強靭なケースの耐性等を売りにする時計では採用されません。ロレックスなどでも採用されないのは耐久性の落ちるシースルーバックはブランドのイメージとも会わない事が理由だからだと思います。
またスケルトンバックの腕時計は基本的に機械を見せる仕様になっていますので、多くの場合ムーブメントのパーツを磨き上げて仕上げていたり、特別な装飾を施していたりします。
彫金の技術を用いてムーブメント全体に彫模様を施した美しいギミックが魅力的なバックスケルトンの時計
スイス製の高級時計に多く採用されるバックスケルトン、ローターやテンプの動きや時計そのものの歯車のギミックなどを鑑賞する楽しい仕様です。しかし近年はスイス製の時計ブランドだけでなく一部国産ブランドなどで時計の文字盤部分をスケルトンにして内部の鑑賞を楽しむ等に設計されたモデルも出てきます。しかもクォーツのスケルトン仕様のモデルも多く発内されています。
写真はBROOCHでも人気のブリラミコ LILY リリー 46MM BLACK x SILVER 革ベルトです。贅沢にスワロフスキーで埋め尽された直径46mmフェイスにBRILLAMICO(ブリラミコ)の独創的なムーブメントがまぶしすぎます!!しかもこの時計写真ではあえて写していないのか、正面からのスケルトン仕様なデザインなんです。⇒ブリラミコの紹介ページhttps://www.brooch.co.jp/brand/brillamico.html
こちらは皆さんご存知タグホイヤーです。テクニカルアバンギャルドというブランドコンセプトの通りハイテクとアバンギャルドの融合ですね!写真のホイヤー01は現在もすごい人気です。
⇒タグホイヤーの紹介ページhttps://www.brooch.co.jp/brand/watch_tagheuer.html