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耐磁ケース

耐磁ケース Anti Magnetic

耐磁ケースとは、外部からの磁力により時計が磁気を帯びてしまうと、時計本来の精度が発揮されなくなったり、あるいは故障してしまうことを防ぐために設計されたケースのこと。
もともとは発電所や医療機関など磁場の強い環境下での使用を前提に開発されたものでした、腕時計の分野では飛行機などの計測器が磁力の影響を受けて正確に動かない事が大きな問題だったため、耐磁性能の高い時計の開発が待ち望まれた。

耐磁時計の萌芽は、1948年、IWCのパイロットウォッチにある。

1930年代より、IWCは実際のパイロットが実務で使用する本格的パイロットウォッチを製造してきた。
必須条件のうちの一つに、「耐磁性能」が挙げられる。

IWCは航空機器が発する非常に強い磁力からムーブメントを守るために、現在では磁気シールドとして一般的な軟鉄製インナーケースを裏蓋に採用されている。

 

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