1970年代のSEIKOの高級ラインKING Quartz(キングクォーツ)がBROOCH時計修理工房に登場
1969年にSEIKOが起こしたクォーツショック
SEIKOのQuartzの歴史は1969年12月25日業界に大きな衝撃をもたらす事件が起こった。世界初のQuartz Watchのアストロンの発売です。そのニュースが時計業界に革命をもたらしました。時計大国のスイスではなく日本のSEIKOで起こされたという見出しで世界中に配信されました。世にいうクォーツショックの幕開けです。アストロンの価格は当時乗用車のトヨタカローラの値段が42万円に対し45万円とかなり高価なものでした。今でこそ一時間に何万個とQuartzムーブメントの生産が可能になっていますが、70年代当初は手作業の工程も多く量産が難しかったようです。
KING SEIKOに代わる70年代のSEIKOの高級ライン
今回ご紹介させて頂きます、KING QUARTZは48系クオーツムーブメントが搭載されていてリューズを2段引くと10秒毎の規制が作動する「アジャスター機構」を装備した機種です。 クォーツでありながら軸石にルビーを多石使用した、現在では考えられないような高コストをかけて製造された逸品であり70年代のセイコーの最高機種です。1975年にKING SEIKOがクォーツ腕時計の普及により生産終了してしまい代わるようにして製造されたのがこのKING QUARTZでした。 高級機種として発売されたモデルで非常に高級感のあるサテンダイヤルが目を引く個体です。 ダイヤル6時位置にクォーツ時計を表す水晶マークが配されています。当時の繁栄を体感できる一本となっていてビジネスシーンやカジュアルシーン問わず様々な場面で手首回りを映えさせてくれる一本となっております。
BROOCH時計修理工房
アンティークとしてはとても綺麗な状態のお品物となっています。外装の磨きや内部メンテナンスや電池交換、オーバーホールも受付していますので、ご購入時にご相談下さい。少しでも気になりましたら是非ブローチ時計修理工房までお問合せ下さい。お待ちしています!