ROLEX DATEJUST(ロレックスデイトジャスト)の定期メンテナンス
ご依頼内容
世界的に有名な高級時計ブランドROLEX(ロレックス)。ROLEXは1905年にハンス・ウイルスドルフが、ロンドンに時計専門商社を創設したことから始まります。このころはまだ時計の性能があまり良くなかったのですが、彼は腕時計の可能性に気づいていました。腕時計の精度を上げるために、スイスの時計メーカーが製造した高精度の小型ムーブメントを使用しました。これにより腕時計の信頼性が増し、現在に至ります。シリーズ名となっている「DATEJUST」ですが、どういう意味があるかご存じでしょうか。DATEJUSTはROLEXが開発した「日付が瞬時に切り替わる機構」のことです。この「DATEJUST」と「OYSTER(防水機能)」と「PERPETUAL(自動巻き)」はROLEXの3大発明と言われています。そんなROLEX DATEJUSTの定期メンテナンスをご依頼頂きました。
修理内容
①オーバーホール
時計を使っていくうちに、トラブルが生じやすいパーツの代表的なものに「リューズ」があります。漢字では「竜頭」と表記し、時計ケースの横に小さく飛び出たパーツのことを指します。今回は特にリューズに傷がついているなどもなかったため、注油などの作業で済みました。
②ゼンマイ交換
機械式腕時計はゼンマイがほどける力によって動きます。このゼンマイは熟練の時計師が直接見てもいつ切れるものか予想が付きません。このため切れてから交換するか、定期メンテナンス時に交換するかのどちらかしかありません。今回は切れる前に交換されました。
③ポリッシュ加工
新品の時のように磨くポリッシュ加工。専用のバフ機を用いて行います。落とした時にできるような打痕や深い傷は完全に消すことはできません。しかし使用時についてしまう程度の小傷であれば綺麗にすることが出来ます。またベゼル部分は数字が彫ってあったりペイントされている場合がある為、磨くことが出来ない可能性もあります。当店にてポリッシュ加工を依頼したい方は是非一度ご相談にいらしてください。
時計師のコメント
今回はゼンマイが切れる前の交換という事で、その他のパーツに破損がない状況でのご依頼でした。このようなご依頼方法だと追加パーツ代がかかる可能性が低くなります。大切な時計は動いているうちに!ですね。皆様も大切な時計がありましたら、時計が動いている内に当店にご依頼ください。
ROLEXの修理事例
今回以外のロレックスの修理も承ります。時間の遅れ、突然止まった、水没してしまった等や、電池交換から、オーバーホール、ポリッシュメントなど、時計にかかわる様々な不具合やメンテナンスに対応しています。気になる点がありましたら是非ご相談ください。
BROOCH時計修理工房
BROOCH時計修理工房では、アンティークウオッチ販売、オーバーホール(分解洗浄)は、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。