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ROLEX(ロレックス)サブマリーナブラック文字盤のオーバーホール【蒲田店】

1月 2nd, 2023

2023年はロレックスオーナーには特別な年になる!?

格式ある雰囲気がかっこいいROLEX(ロレックス)サブマリーナRef.16610

時計の歴史そんなカテゴリーがあるとすると1953年は記録すべき一つの年、何故ならロレックスからサブマリーナという一つのスポーツモデルが登場した年である為です。
世界初の本格ダイバーズウォッチとして登場したサブマリーナは今年2023年でちょうど70周年になります。

サブマリーナ50周年の時にはグリーンの黒盤面にアルミベゼルが特徴的で、同じく緑ベゼルで盤面緑のハルクに対してセサミストリートに登場する”カーミット”の愛称でも呼ばれる記念モデルが登場。
ロレックススポーツモデルの中でもトップクラスの人気を誇るサブマリーナ、そしてクロノグラフウォッチであるデイトナも誕生年である1963年から60周年を迎えます。

デイトナも2013年にアイスブルーでプラチナ素材を使用した50周年記念モデルが発表され登場しました。
大きな節目となる50年に周年モデルをリリースすることが多い傾向が見られますが、サブマリーナ(とエクスプローラーも!)の70周年、デイトナの60周年となる本年。
特に注目したいのは2023年3月27日(月)~2023年4月2日(月)で開催が予定されている見本市「Watches & Wonders Geneve」ですが、
発表タイミングは見本市に限らず、またオンラインイベントの開催やブランド独自に新作発表することもあるので常に目の離せないドキドキする楽しい一年になりそうですね。

サブマリーナ Ref.16610の特徴とは
サブマリーナ4代目となるRef.1680の4代目になるRef.16610はさらに継承され現在もアップデートされた現行機がリリースされている

黒ベゼルに黒盤面、ドットインデックスの中の6・9時はバーインデックス、12時に三角型のインデックスは暗所となる深海で蓄光で光る形状で時間を直感的に見やすくするダイバーズウォッチに多い特徴。
アンティークデザインと比較すると3時位置にデイトを備えていて1965年に登場したRef.1680・16800・168000と数えて4代目の日付表示盤面。

刻印がラグの間のケース側面に刻まれているタイプなので2007年よりも前に製造されたもので同モデルでもスマートに感じられる人はこちらのデザインを手中に収めたい気持ちも強いそうです。
300mを耐えられる防水性能のケースはステンレス素材でベゼルはアルミ素材を使用された耐久性抜群の時計、
60年代にはショーン・コネリーの手元を飾りボンドウォッチを務めていたサブマリーナ、過酷で海中での活動イメージも多い”スパイ”においては欠かせない性能と言えるのかもしれませんね。
ロレックスの中でも傑作であるCal.3135はデイトモデルによく搭載される信頼のあるムーブメント

自動巻きのムーブメントは振動数28800の自社製Cal.3135を搭載しています。
ロレックスのデイト搭載モデルに採用されることも多く、現行のサブマリーナにも採用される完成度の高い信頼のおけるムーブメントです。

サブマリーナやエクスプローラー、コスモグラフデイトナのようなロレックスの名作時計の修理もブローチ時計修理工房へお任せ下さい
サブマリーナをはじめ名作達を数多くメンテナンス・修理してきた実績が御座います。オーバーホールや時計のトラブルの際は是非ブローチ時計修理工房へお問合せ下さい。

今回お持ち込み頂いたサブマリーナはオーナー様が見た目のデザインを深く気に入って購入され大切にされてきた一本。
着用しない時期も大切に保管していましたが、外に出る機会もまた増えてくると同時に腕時計の着用シーンも増えたために取り出すと動かなくなっていたそうです。

自動巻きの機械式腕時計はテンプと呼ばれる時計に時を刻ませる心臓部分が規則的に動くことによって成り立っています。その心臓を動かす動力はゼンマイを巻いてほどける力を利用しています。
時計を少し振ってみると秒針がピクピクと動きそうで動かない挙動を示し、ゼンマイが切れたり劣化して動力を上手く伝えられていないような症状が見られました。

オーバーホールと併せてゼンマイを交換することで再び本来の動きを取り戻してあげることが出来そうです。ゼンマイは純正品と汎用品(ジェネリック品)を採用することが出来るケースがあります。
ロレックスの純正品を使用すれば売却をご検討されている際には有利に働きますが、ジェネリック品を使用すると査定でマイナスされてしまうことが多いようです。
ある程度のパーツであれば汎用品(ジェネリック品)の使用の方が先を見据えた選択肢ではないかな、と個人的には思っています。

ただし、時計を動かす分には遜色なく使用することが出来て、計測器にかけても数値での変化はほとんどなく熟練の時計師でも中を開けてみるまで判別できかねるものになっています。
なのであくまで個人的にですが、ゼンマイに関しては純正品よりもジェネリック品を使用して修理をするのがおススメです。この先何十年も使用することが出来ると考えると、
ゼンマイというパーツに関してはいづれにしても消耗品なので交換のタイミングがやってきますし、そう考えると値段も汎用品の方が経済的で今後のオーバーホールを心とお財布に負担なくご依頼いただけるようになるのが理由です。

もちろんお持ち込み頂くお客様の意思が一番重要ですので、必要なパーツ交換等あればオーナー様のご意向を聞いたうえでご依頼をお受けいたします。
大切に使用してきた時計の事ですからこの先何十年も使っていって次世代に受け継いで手元から時間を共有できるようにしたいですよね。
ブローチ時計修理工房ならそんな想いのお手伝いをすることが出来ます。時計のメンテナンスや修理、その他トラブル・お困りごとは是非ブローチ時計修理工房までご相談下さい。

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