エルプリメロは、レインボーフライバックの一択です

こんにちは、ブローチ時計修理工房のNです。ブローチ宝石時計修理工房では、アンティーク時計を販売しております。目利きのバイヤーが絶妙なラインナップを仕入れてきます。我々BROOCHのバイヤーはかなりエッジの効いた角度きつめの時計をバイイングする傾向があります。現場としては、ロレックスのエクスプローラー１や、カルティエのタンクフランセーズなどを希望しますが、チュードル＆ロレックスのダブルネームカリフォルニアダイヤルや、ハミルトンのパルスマティックなどを仕入れてきます。そんな中、ついに待望の時計がBROOCHにやってきました。

ZENITHのエルプリメロ

ゼニス（Zenith）の「レインボーフライバック」がBROOCHにやってきたました。時計好きなら一度は聞いたことのある名機「エルプリメロ」を搭載し、更にフライバック機能まで追加してしまった時計。レインボーフライバックです。登場は1990年代ごろです。機械式時計の人気が盛り返す時代であり、とてもステキな時計ががたくさん生まれた時代でもあります。そうです。セイコーが世界を震撼させクゥオーツを一見しただけでも、かなりインパクトのある外観で、デザインの面白みはレインボーフライバックの大きな魅力でしょう。しかも、魅力は外観だけではありません。ムーブメントにはあのエルプリメロが使われており、さらにフライバック機能も搭載しています。1997年のバーゼルフェアで発表され、発表するやいなや業界内で大きな注目を集め多くの時計雑誌でも紹介されました。こちらの写真のモデルはシックな“ブラックカラー”ですが、個性的なカラーリングである、赤・青・緑・黄・白の指し色を採用した“マルチカラー”モデルも存在するんです。こちらもワンポイントある分されにインパクト大です。

フランス空軍の協力のもと作られた特別な時計

ゼニスは傑作と言われるエルプリメロに、“付加機能”を加えました。その機能は「フライバック機能」です。これはクロノグラフの連続操作を容易にする機能で、具体的にはクロノグラフのストップ操作と次のスタート操作を省略できる機能です。フランス空軍の協力のもの作られた時計だけあって、パイロットウォッチとしてとても魅力のある時計です。

現在は生産終了となっている【ZENITH (ゼニス) レインボーフライバック】

しかし残念ながら時代の流れもありレインボーフライバックは生産終了となってしまいました。手に入れるには中古市場やオークションなどで探すしかありません。当店でも入荷がありましたが(→こちら)、すぐに売れていきました。やはり今でも人気の証ですね。

ブローチ時計修理工房ではご要望頂ければ、こちらの【ZENITH (ゼニス) レインボーフライバック】などもお探しすることも出来ます。またアフターケアやオーバーホールももちろん当店でできますので安心してお買い求めください。