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【Girard-Perregaux】ジラールペルゴ フェラーリモデルのオーバーホールをご依頼頂きました

12月 6th, 2022

こんにちは。BROOCH時計修理工房神田店です。
今回、 ジラールペルゴ フェラーリモデルのオーバーホールをご依頼頂きましたのでご紹介させて頂きます。

二つの工房が合わさり、夫婦のファミリーネームからつけられたブランド

  

ジラールペルゴは、1791年に【ジャン=フランソワ・ボット】が創設したボット社というと時計製造を主としていた工房がベースとなっています。フランソワは、若干12歳にして時計技師としてのキャリアをスタートさせました。そこから、ボット社が設立するきっかけになったのは、彼が21歳の時にオリジナルモデルを生み出したのがきっかけだったそうです。世界で4番目に古いと言われている時計メーカー「ジラールペルゴ」。いまでは、珍しくはありませんが腕時計の量産を始めて行ったブランドでもあります。薄型懐中時計を武器に、名声を手にいますが、1837年創業者であるフランソワが、死去。その後も血族による家族経営で引き継がれていきました。

その数年後、1852年。のちにジラールペルゴを誕生させるスイスの時計職人 コンスタン・ジラールが「ジラール」という時計ブランドを設立します。彼は、マリー・ぺルゴと結婚し、それをきっかけにお互いのファミリーネームを取った「ジラールペルゴ」が誕生しました。このジラールペルゴが、【ジャン=フランソワ・ボット】が創設したボット社を継ぎ、みなさんが良く知る「ジラールペルゴ」の歴史がスタートします。

日本に初めて輸入されたスイス時計

ジラールペルゴは、日本と とてもゆかりのあるブランドです。遡ること、日本は江戸時代。その時代、創業者一族の1人である「フランソワ・ぺルゴ」が、幕末の日本にジラールペルゴの時計12個を輸入したことが国内のスイス時計の歴史の最初だと言われています。現在の横浜中華街の地に、当時外国人が店を構え、清涼飲料水や外国産時計を販売しており、ジラールペルゴも横浜の地で時計を販売していたそうです。この時、フランソワぺルゴが、日本にスイス時計を持ってきていなかったら、横浜の地でスイス時計を販売していなかったら、今の日本の時計の歴史は、また違っていたのかもしれませんね。

今回ご依頼頂いたこちらの時計は、そんな歴史がたくさん詰まった一本でした。今度は、どんな時計に、ブランドに、出会えるか私たちも楽しみにしております。

オーバーホール・外装磨き・電池交換などでお困りの際はBROOCH時計修理工房神田店へ

ジラールぺルゴのオーバーホールはBROOCH時計修理工房へ

BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックスオメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

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