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フレデリックコンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)の電池交換

3月 1st, 2022

今回紹介するのは、フレデリックコンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)FC-200X1C14/6 の電池交換です。
こちらの時計は購入から約10年、オーバーホール歴無し、数ヵ月前に電池が止まり、お越しくださいました。
文字盤真ん中にギョーシェ彫りが施され、上品なデザインが素敵な時計ですね。

フレデリックコンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)の腕時計の電池交換はブローチ時計修理工房神田店へ

電池が切れてから少し放置されていたため、液漏れをしている可能性が懸念されました液漏れとは、電池の中に入っている液体が電池の外に漏れてしまう現象で、使い切った電池を放置していると起こる可能性があります。

裏蓋を開けてみると

フレデリックコンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)の腕時計の電池交換はブローチ時計修理工房神田店へ

前回の電池交換で付着したと考えられる汚れがありました。
ブローチ時計修理工房では、電池交換専用のピンセットを使用します。また、やむを得ず中の機械に触れる場合、時計師は指サックをつけて作業を行います。指紋(汗や皮脂)が付着してしまうと劣化を進めてしまうからです。電池交換は時計修理において基本中の基本作業ですが、だからこそ基本に忠実に丁寧に作業いたします。

また、一部液漏れによる汚れが見受けられたため、できる範囲で汚れを拭き取る応急処置を施しました。新品電池での動作確認はできましたが、お客様には液漏れが起きていたことをお伝えしました。そして、大切に長くお使いいただくためにもオーバーホールを提案させていただきましたが、今回は見送る形となりました。
電池が切れた時計を放置しておくと中の機械にとっては非常に良くないため、止まったらなるべく早く電池交換されることをオススメします。

フレデリックコンスタントとは

フレデリックコンスタントは、1988年創業の高級時計ブランドです。スイスジュネーヴ郊外のプラレワット(Plan-les-Ouates)に本社を置き、現在はシチズン傘下に位置します。
「手の届くラグジュアリー(アクセシブル・ラグジュアリー)」をコンセプトに掲げ、上品かつ上質な高級時計をリーズナブルな価格帯で提供しています。
また、他のブランドに比べると創業年数の若いブランドではありますが、デザインから開発組立、品質管理に至るまでを全て自社で自社工場で行うマニュファクチュールブランドとして知られており、高い評価を獲得してきました。

フレデリックコンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)の電池交換はBROOCH時計修理工房へお任せください

BROOCH時計修理工房神田店の外装

ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。

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