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油切れ

時計の内部では歯車やテンプなど様々なパーツが動いています。その動きを滑らかにするためや、パーツの保護をするためにグリスと呼ばれる油が注されています。このグリスは注す場所により種類も変わり、重さも変わってきます。

長年の駆動により劣化、気発し油切れは起こります。

新潟市にある時計修理工房では、オーバーホールや電池交換など色々な修理を承っております。

では、油が切れるとどうなってしまうのでしょうか。。

こちらの写真は自動巻き機構(ローター)の歯車です。通常であれば写真のように受けに入るホゾがありますが、油が切れた状態で使用すると、金属同士が擦れ合いホゾの真ん中が削れて細くなってしまいました。

例えば、扉の蝶番にも油は注されていますが、滑らかに動くのは油が注されているからです。その油が切れると「キィーキィー」と金属が擦れ合う音がします。

小さな時計からは、音は聞こえないかもしれませんが、こういった状態で使い続けると、部品同士が擦れ合い写真のような状態になってしまうわけです。

例えば、扉の蝶番にも油は注されていますが、滑らかに動くのは油が注されているからです。その油が切れると「キィーキィー」と金属が擦れ合う音がします。

小さな時計からは、音は聞こえないかもしれませんが、こういった状態で使い続けると、部品同士が擦れ合い写真のような状態になってしまうわけです。

周りの茶色い粉のようなものは削られた金属と油、汚れが混ざった鉄粉だと思われます。

もちろんこの鉄粉も時計内部で悪さをします。。この鉄粉がやすりのようになり、他のパーツを痛める原因になります。

このように油が切れた状態のまま使い続けるとオーバーホール(分解掃除)だけで済むはずが、パーツ破損により交換修理がプラスされ料金がかさむ、又は最悪の場合パーツ入手困難により、修理不可なんてことも。。。

機械式の時計は4~5年でオーバーホールをするのが目安とされています。(クオーツ時計は7~8年)この目安を基準にしていただければ油切れを起こさず使用できるのではないでしょうか。

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