ORIS-オリス-のオーバーホールの依頼です。
修理ブランドORIS オリス
ORIS-オリス-オーバーホール(分解掃除)修理
ORISのオーバーホールの依頼です。
「10年前に購入してから一度もオーバーホールしておらず、時々針が止まってしまう。」とのことでお預かりしました。
オーバーホール(分解掃除)の重要性
オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツごとに分解して洗浄してから組み立て直し、注油することを言います。部品を洗浄することで、部品同士がこすれあうことで発生した金属の粉や古くなった油などを落とすことができます。
ご依頼いただいた時計は購入してからの10年間一度もオーバーホールをされていなかったためか、かなりの汚れが溜まっていました。機械式時計のオーバーホールは4~5年周期で行うのがよいとされます。特に最初のオーバーホールの直前は一番汚れが蓄積されています。これは作られたばかりの部品の余分な部分が自然に削れて出てくる汚れなのです。幸いこの時計は傷んでいる個所もなかったため、通常通り分解、洗浄しました。また、時計の油は蒸発しにくいような成分でできていますがそれでも永久に使えるわけではありません。徐々に乾燥してきてしまいます。この状態を油切れと呼びます。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。もし時計の油が切れていれば、時間を合わせるために針を回した時の感触が堅く感じるはずです。
少しでも異常を感じた際はすぐに当店までお持ちください。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
今回はしませんでしたが、ポリッシュ加工を施すことができます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで長年の使用で傷だらけになった時計でも表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。
研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。
こちらがバフモーターです。専用の研磨剤をつけて表面を磨いていきます。研磨剤は荒いものから順に使用していき、徐々に細かいものに変えていきます。そうすることで滑らかな表面が出せます。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
BROOCH時計修理工房 万代シティ店 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F TEL 025-246-0007
オーバーホール | ¥37,400(税込) |
---|