国産初の腕時計の名前を冠した時計SEIKOローレルがBROOCH時計修理工房に登場
国産初の腕時計の名前を冠した時計
腕時計の時代の到来をいち早く見据えた。SEIKOが開発した12型の国産で初の腕時計がルーツとなっております。時代背景として世界的に腕時計が量産化され始めた1891年以降で日本は1913年と遅れていました。このローレルの開発は日本時計メーカーにとっては冒険的な挑戦でした。この挑戦によって設計技術・微細加工技術や工作機械開発が大きく進化していくことになります。今回ご紹介させて頂きますローレルは、1958年に製造が開始されたシリーズです。マーベルのムーブメントをベースに開発されクラシックなデザインが特徴のシリーズです。ローレルというラインナップは現在でもシリーズ展開がされているモデルで2014年日本機械学会より日本の機械の発展に貢献したとして機械遺産に認定されました。
Vintageならではの深みを感じられる一本
特徴的なラウンドケースが現在の腕時計には珍しいデザインとなっております。この時期のSEIKOの腕時計の高級ラインには独自機能ダイヤショックが搭載されております。ダイヤショックとは耐衝撃性向上のためにセイコーが開発・製造した耐震構造です。 機械式時計のムーブメントの中で、特に衝撃や震動に対しデリケートなテンプ等の軸受けとして備えられ、急な衝撃を加えられても高い安定性を保つことができる機能の事で当時のSEIKOの最高峰の技術でした。50年代の趣の感じられるVintageでしか味わえない風格のある一本でスーツ等のドレスシーンに映える一本となっております。
BROOCH時計修理工房
アンティークとしてはとても綺麗な状態のお品物となっていますが、全体的に使用感のある小傷がございます。外装の磨きや内部メンテナンスや電池交換、オーバーホールも受付していますので、ご購入時にご相談下さい。少しでも気になりましたら是非BROOCH時計修理工房までお問合せ下さい。お待ちしています。