Cartier(カルティエ)　ミスパシャ　Ref.2973

パシャシリーズが誕生するまで

Cartierパシャの大きな特徴と言えば、丸みを帯びたケースと小さなチェーンで繋がったリューズプロテクターです。
1943年にルイ・カルティエが、モロッコを治める太守(トルコ語でパシャ)から『プールで泳ぐときにも着けられる時計を作って欲しい』との依頼に応えて作った時計(少数生産で一般販売はされていない)が現在も続くパシャシリーズの原型となっております。
そこから長い月日をかけて1985年に【パシャ・ドゥ・カルティエ】が発表されました。
リデザインの際には腕時計界のピカソと言われ、OMEGAのコンステレーションやオーデマピゲのロイヤルオーク、パテックフィリップのノーチラスなどをデザインした【ジェラルド・ジェンタ】氏が関わっています。

ミスパシャ誕生

ジェラルド・ジェンタ氏がリデザインをした【パシャ・ドゥ・カルティエ】は金無垢やクロノグラフなどの展開もあり、高級モデルに分類されていました。1995年に今後はカジュアルな時計も作っていこうという流れがあり、素材をステンレスだけに統一した【パシャC】が新しく発表されました。その後、2006年には高い防水機能のある【パシャ・シータイマー】、2009年には可愛らしいデザインの小さな【ミスパシャ】が登場し現在はパシャ・ドゥ・カルティエのみが展開しております。

作成者ES