■ クリッパーとは?帆船にインスパイアされたタイムピース
1981年に登場したエルメスの腕時計「クリッパー」は、19世紀に活躍した快速帆船「クリッパー船」からインスピレーションを受けて誕生しました。舷窓(船の丸い窓)をモチーフにした丸いケースや、リベット風のベゼルデザインが特徴で、どこか海を感じさせるマリンテイストを纏っています。
そのネーミングと意匠は、冒険・旅・洗練といったエルメスのブランドコンセプトとも深くリンクしており、単なる時計以上のストーリー性が込められたモデルと言えるでしょう。
■ 洗練されたデザイン美と実用性の融合
クリッパーの魅力は、その上品でユニセックスなデザインにあります。とくに人気なのが、以下のような仕様です。
◯ リベットベゼル
ベゼル部分にあしらわれたリベット模様は、舷窓を模した独特の装飾。これが時計全体に立体感を生み出し、クラシックでありながらも個性的な印象を与えます。
◯ Hモチーフのブレスレット
ブレスレット部分にはエルメスの頭文字“H”を想起させるデザインが用いられており、ブランドらしさをさりげなく主張。繊細で手首になじみやすく、ジュエリー感覚で使えるのもポイントです。
時を超えて愛される、名品の価値
エルメスのクリッパーは、決して派手ではありません。しかし、その確かな作りと洗練されたデザイン、そして物語性を持ったルーツに惹かれ、今も多くの人に選ばれています。
もしあなたが、ただの腕時計ではなく「長く付き合えるパートナー」を探しているなら、ぜひ一度“クリッパー”に触れてみてください。きっとその魅力に気づくはずです。