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【Cartier】タンク フランセーズのオーバーホールご依頼頂きました

修理ブランドCartier カルティエ

こんにちは、ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回は、【カルティエ タンク フランセーズ】のオーバーホールを承りましたのでご紹介させて頂きます。 

フランス版カルティエ タンク

【Cartier】タンク  フランセーズのオーバーホールご依頼頂きました

カルティエには、現在タンクシリーズだけで5種類のタンクが存在します。タンクは、都市の名前を使っていることが多く、今回ご依頼頂いたタンク フランセーズは【フランス版タンク】になります。1917年にカルティエの代表的なモデルとなる「タンク」が世に発表されました。現在のラインナップの中で一番オリジナル、いわゆる一番最初に造られた時のモデルに近いといわれているのは「タンク ルイ カルティエ」。そのオリジナルをベースとし、派生していろいろなタンクシリーズは生み出され、初代タンク誕生から60年の時を経て、「フランセーズ」がタンクシリーズとして発売されました。

ベルトは戦車の○○をイメージ

【Cartier】タンク  フランセーズのオーバーホールご依頼頂きました

タンクとは、「戦車」という意味を持ち、第一次世界大戦で誕生した戦車からインスピレーションを得て、デザインされました。97年に造られたフランセーズは、従来のデザインを生かしつつ、ベルトに戦車のキャタピラをイメージしたものを採用。ベルトの雰囲気とマッチするように、ケースも角がとられています。ここで、一つタンクの不思議なお話。実際に見ると、フランセーズの文字盤は、長方形の様に見えます。ですが、ケースから取り出し、文字盤を直接見ると実物は、「正方形」なのです。こちらは、風防ガラスが湾曲しているため、視覚効果により長方形に見えているのです。

「正方形」の意味とケースとブレス一体型が生み出す魅力

【Cartier】タンク  フランセーズのオーバーホールご依頼頂きました

人間の作り得た完璧な形」を象徴している正方形をヨーロッパでは、「知性」の表現として正方形を用いるそうです。そのため、庭園や建物にも多く取り入られています。そして、ケースとブレスレットのつなぎ目にも拘りを発揮している、カルティエ。自然なつなぎ目を演出するために、フランセーズでは、ベルトとブレスが合わさったときに繋がるように、斜めに仕上げられています。もともと、戦車から着想を得ていることを忘れてしまうほど、つけた女性の魅力が倍増するよう、美しく計算されたフランセーズ。バリエーションも多く、日本の著名人・芸能人も愛用していることからも女性人気が高いのも納得の時計です。


BROOCH時計修理工房ではオーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

オーバーホール¥29,700(税込)
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