モーリス ラクロアの腕時計の修理はブローチ時計修理工房へ!
修理ブランドMAURICE LACROIX モーリス ラクロア
MAURICE LACROIX(モーリス ラクロア )腕時計のリューズ抜け
今回はMAURICE LACROIX(モーリス ラクロア)のリューズ抜け修理のご依頼です。15年以上前に購入された時計で、仕事もプライベートでも愛用されてるとのこと。リューズが抜けてしまい、この度、当店に足を運んでくださいました!数ある時計修理店の中からありがとうございます。リューズが抜けてしまう原因として、マキシンと呼ばれるリューズを回した動力を内部機械へ伝える軸が破断すること、また、オシドリと呼ばれるマキシンを固定している部品が不良を起こすことによりマキシンから抜けてしまうという2つの原因があります!(オシドリとはリューズに取り付けられているマキシンに噛み合い、固定する役割をしております。)確認したところ、リューズの先端のマキシンが折れており、オーバーホールをして、マキシン交換とマキシンの除去も行うことになりました。またバンドも劣化しており、バンド交換もすることになりました。今回オーバーホールの料金は25000円、マキシン交換3000円、マキシン除去3000円、バンド交換(カタログからオーダー)4500円(送料込)で承りました。
~オーバーホールとは?~
ムーブメントの分解掃除のことです。
機械に限らず時計や車、カメラ、楽器などが趣味の方にも馴染みの言葉でもあり、ムーブメント(機械製品)を部品単位まで全て分解し、汚れを洗い落とし、部品を全てチェックしアガキ(部品と部品の隙間のこと)などを調整し組み立て、時計用油を注油し、精度を調整してテストをし、新品時の性能に戻す作業のことをいいます。万が一部品の破損が見つかった場合、新しいものへ交換する必要があるので、別途部品代がかかることもあります。また、オーバーホールを「OH」と略して書いたりもします。機械式時計のオーバーホールは一般的に3~5年に一度、電池式(クオーツ式)時計は7~8年に一度行うのが理想的といわれています。
では、オーバーホールを行わないとどうなるのかというと…
時計用油というものは、長い年月が経つといずれ乾いてしまいます。パーツとパーツが常に擦り合いながら駆動しているので、その潤滑油がなくなるとパーツ同士の摩耗は強くなりパーツの減りは早まります。パーツが故障してしまったら、当然時計は動きません。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。お待ちしております!