TAG Heuer S/el(セル)シリーズ オーバーホール 分解掃除 時計修理
TAG Heuer-タグホイヤー- S/el(セル)シリーズ オーバーホール(分解掃除) 時計修理
今回のモデルはS/el(セル)シリーズになりますが、みなさんはS/elとはどういう意味かご存知ですか?
S/elとはSPORTS(スポーツ)の「S」とELEGANCE(エレガンス)の「EL」を組み合わせた造語になっております。
S/elは1987年に発売されたシリーズであり、常にアバンギャルドな時計を作り続けてきたタグホイヤーの最高傑作とも言えるのではないでしょうか。
S/elの最大の特徴ともいえる部分は、やはりブレスだと思います。
人間工学に基づいて設計されたデザインは“人間の背骨”から着想したデザインのブレスレットになります。
見ていただいたら分かる通り、S字のコマを組み合わせて背骨のようなデザインになっています。
時計本体ではなく、ブレスレットのデザインがそのモデルを象徴するデザインになるとは他の時計ブランドを見渡しても他にないと思います。そういった意味では唯一無二の存在ではないでしょうか。
~お預かり時の症状~
今回は全く動かないとのことで持ってきていただいたのですが、見させていただいた所「ゼンマイ切れ」が原因でした。
こちらの写真は、ゼンマイ切れの時計の香箱のふたを開けたところになります。
赤矢印の位置でゼンマイが切れているのが確認できます。
~ゼンマイの役割と切れる原因~
まず、ゼンマイとは時計を動かす動力源です。
分かりやすい物でいえば、、、チョロQと同じです!チョロQはタイヤを面に付けた状態で後ろに引くとゼンマイが巻かれ、手を放すとほどける力によって進みます。
時計も同じで巻かれたゼンマイがほどける力を利用して動いています。
では、そのゼンマイがなぜ切れてしまうのか
一番多くの原因は「金属疲労」によって切れてしまうことです。もちろんゼンマイにも個体差はありますが、消耗品として扱われるだけあってどの時計でもゼンマイ切れの可能性はあります。もともとのゼンマイ不良や乱暴なリューズでの巻き上げなども一理ありますが、大体は金属疲労と考えていいと思います。
定期的なオーバーホールやゼンマイ交換で未然に防げますが、切れてしまった場合そのキャリバーに合ったゼンマイと交換しなければいけません。
当店ではそういった作業もできますので安心してご依頼ください!
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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