CARTIER-カルティエ- サントス AC23.80gr OR0.750 4.05gr オーバーホール 分解掃除 時計修理
CARTIER-カルティエ- サントス オーバーホール(分解掃除) 外装磨き 時計修理
今回お預かりしたサントスはゴールドとSSのコンビモデルになります。このモデルは外装磨き(ポリッシュ)をおこなうと非常に美しくなるので今回はその外装磨きを当店で行うとどのようになるのか紹介していきたいと思います!
~まずはお預かり時の状態~
ケースを正面から見たものです。本来ベゼルのゴールドの部分はピカピカに光っており、本体部分はきれいに縦にスジ付け(ヘアライン)加工が施されています。
側面からも見てみましょう。
正面と側面の境にはテーパーがきってあり、そこを光らせる事によって鏡面部分とヘアライン部分のコントラストを美しく見せているはずなのにご使用に伴う傷でお世辞にも美しいとは言えない状態に、、、。
次にブレスの状態を見てみましょう。
本来の仕上がりは、オールヘアライン加工でゴールドのビス部分は鏡面といった仕上がりになっています。
今の状態ではビス部分はくもりがかっていて、いろんな方向から傷が入っておりまさに使い込まれた感があります。
ではどのように生まれ変わるのか、これから磨いていきたいと思います!
~いざ!ポリッシュタイム!~
の、前に磨くために使用する機械を手短に紹介します!
外装磨きには「バフモーター」という機械を使用します。
こちらがバフモーターになります。ズレたり凹凸が出来たりすると綺麗な仕上がりとは言えなくなるので、集中力を高めて作業します。
硬めのフェルトバフで全体のキズを取り除きます。この時の傷の取り具合がこの後に繋がっていくので大事な一段階目です。
あまり深い傷を追ってしまうと、形状自体が変わってしまう恐れがあるのでバランスも見ながら慎重に研磨していきます。
二段階目は、少し硬さを落とし、柔らかめのフェルトバフで磨いていきます。
この段階である程度の光沢を出します。この時、表面に凸凹が出ないよう注意しながら研磨していきます。
最後に、布バフで鏡面に仕上げます。バフの回転を上げ一気に仕上げます。
サテン仕上げはバフモーターの一番右にあるスポンジバフという筋の付くバフを使用します。斜めに筋が入らないように気を付けながらサテン加工を施していきます。この作業で鏡面仕上げとの綺麗なコントラストが決まるので重要な作業になります。
では作業開始です!
~~~作業中~~~
~仕上がりはいかに!~
とりあえず仕上がりの状態を見ていただきましょう!こちらです!
ベゼル部分のゴールドが柔らかく、へたってしまわない程度にしか磨けませんでしたが磨く前よりは光っていて本体部分のヘアラインも一定方向にきれいに入ったと思います!
テーパー部分もピカピカになり、ヘアライン部分とのコントラストも美しくなりました!
ブレスはどうなったのかも見ていただきましょう!
この通りです!様々な方向から付いていた傷もなくなりヘアラインが一定方向で美しく、ビスも光を取り戻して新品同様の仕上がりになりました!
お使いの時計が磨き前のような状態で、最初の輝きを取り戻したいなどと思った際は是非お持ちください!
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
当店では、電池交換はもちろん、オーバーホール、外装磨き、ベルト交換、ベルトの長さ調整(穴あけなど)、磁気抜き、水入り(ガラスの水滴)の除去・乾燥などの各種修理も承っております。また、破損した部品のお取り寄せして交換させていただくことも可能です。
ご使用の時計に何かありましたら新潟市紫竹山のbrooch(ブローチ)時計修理工房へお越しください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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