DUBEY&SCHALDENBRAND-ダービー&シャルデンブラン- オーバーホール ケースポリッシュ 時計修理
DUBEY&SCHALDENBRAND-ダービー&シャルデンブラン- オーバーホール(分解掃除) ケースポリッシュ(外装磨き) 時計修理
今回はダービー&シャルデンブラン アクアディーンというモデルの時計修理を承りました。
ダービー&シャルデンブランは、スイスにあるラ・ショード・フォンの時計学校の教授であったジョージ・ダービーが、自ら開発した低コスト・クロノグラフ・ムーブメント『インデックス・モビーレ』のパテント登録を機に、1946年レネ・シャルデンブランをパートナーとして工房を設立したのが始まりです。
ダービー&シャルデンブランが提案する腕時計の特徴は最新機能に歴史的ムーブメントを融合させ、他に類を見ない美しく凝ったデザインワークを熟練の時計師たちが丹精込めて作り上げるクラシカルで新しい極上のティストです。
またダービー&シャルデンブランが造るトノー型ケースは、流れるようなフォルムでこだわりを感じさせ手首にぴったりとはまる絶妙の装着感も感心させられる重要なセールスポイントになるでしょう。
こちらのモデルには、私が好きな目に見える機能が備わっているんです!それは何かというと、、、
『ビッグデイト』です!!
こちらが拡大したビッグデイトになります。
今回はこちらのビッグデイトについて少しお話を!
~ビッグデイトの誕生とルーツ~
このビッグデイト機能が誕生したのは1994年になります。発明したのはアドルフ・ランゲ。そう、ランゲ&ゾーネの創始者です。
1994年にこのビッグデイトは誕生したのですが、それにはルーツがあるといわれています。そのルーツとはドイツのドレスデン(ザクセン州)にある「ゼンパーオーパー歌劇場の時計」です。このゼンパーオーパー歌劇場は1841年に完成された、王国時代に、王国のために作られた由緒ある歌劇場になります。
なぜゼンパーオーパー歌劇場にビッグデイトのルーツとなる時計が作られたのか。それは、当時の歌劇場にあった問題を解決するためです。
時代背景として、当時の携帯する時計は“懐中時計”です。そして、当時の問題として、大勢の観客が持っている懐中時計の音が演奏の邪魔をしていたのです。そこで、国王は宮廷時計師であったグートケースに「劇場内に時計を作ってくれ」と依頼しました。求めるポイントはシンプルで、場内の観客全員が時計を見れることと暗い中でも時刻を読み取れることの二つです。
単純に「大きな時計を作れば良いだけ」と発想できますが、実は、このシンプルな要望が難問だったのです。実は、時計を設置する理想的な場所である“舞台の上の空間”が狭かったのです。狭い空間の中で、いかに“見やすい”時計を作り上げるかがポイントでした。
そこで、グートケースは弟子であり、義理の息子でもあったアドルフ・ランゲに相談したそうです。
そして結果として、「五分時計」が誕生します。有限の空間の中、五分時計は完璧にすべてのリクエストをクリアしました。なんと、“針”の代わりに“デジタル表示”を用いたのです!
どうしても針式表示の時計を見やすくするには、“針の見やすさ”や“アワーマーカーの見やすさ”が重要になります。その見やすさを実現するには、「大きな時計」を作るしかありません。しかし、デジタル表示であれば、別の方法で見やすさを実現できます。具体的には、デジタル表示はディスクのみで時刻を表現します。そのため、時と分の“2つの数字”だけを大きく見せれば、見やすい時計が実現できるのです。歌劇場の舞台上のような限られた空間で時刻を見やすくするには、より良い方法です。まさに、見事なソリューションです。
だいぶ話が長くなってしまって申し訳ないです、、。ビッグデイトが好きなあまり長々と話してしまいました。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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