アニエス ベー(agnes b)腕時計電池交換
数日前に雪が降って積もりましたが、雨が降って溶けました。街にはクリスマスの飾りも増えてきて、目を楽しませてくれます。本日は、アニエスベーの腕時計の電池交換についてです。
アニエスベー(agnes b)
ブランドは1975年、デザイナーのアニエスベーが自身の名を冠したブランド「アニエスべー」を設立したことに始まります。デザイナーのアニエスベーは1941年にフランス・ヴェルサイユにて生まれました。本名はアニエス・トゥルブレ (Agnès Troublé)というますが、ブランド名となるアニエスベーは最初の夫であったブルゴワ姓の頭文字から取ったものです。パリにブティックを開き、特に、ボーダーTシャツやカーディガン・プレッションが爆発的なヒット商品となりました。そして1984年に、「アニエスベー」が日本に上陸しました。今では、彼女の長男がこのブランドを運営しており、世界中にシェアを拡大しています。シンプルでありながら印象的なデザインが特徴的で、服飾や財布だけではなく化粧品や雑貨も展開する総合ブランドです。
お客様にお持ちいただいた時計は、数字が手書きのような表示で、シンプルながらも可愛らしさやナチュラルさが感じられる時計です。電池交換にお持ちくださった日付で止まっており、早朝に止まったよう、とのこと。針が止まってその日にお持ちくださり、大切に毎日使っておられる時計なのだな、と思いました。
電池交換
1.裏蓋を開けます。この時計の裏蓋ははめ込み式(スナップバック式)です。「こじ開け」という工具を使用して開けます。
工具を差し込む隙間は9時の方向にありました。
2.古い電池を取り除きます。
3.新しい電池を入れます。時計の針が動いているかを確認します。無事、動いていました。
4.裏蓋を閉めます。
5.現在の時刻に合わせます。
これで電池交換完了です。
今回は、止まってすぐにお持ちいただいたので、電池の漏液がもなく、時計内部は綺麗な状態でした。”電池が切れて時計がとまる”のですが、電池は全くのゼロ、空になっているわけではなく、時計を動かすには足りなくでも、微量に電気を残していて、放電します。そうすると、電池の電解液が漏れ出る事があり、漏れ出た液は時計内部に白い粉状になってたまってしまい、機械の故障の原因になりますので、止まってしまった時計は、長く置かずに電池交換することをおすすめします。止まってしまって引き出しにしまってある時計はありませんか?年末の大掃除などで引き出しから出てきたら、ぜひ電池交換してあげてください。電池交換は国産ムーブメントの時計は1100円、舶来ムーブメントの時計は2200円で承ります。もし、電池交換でも動かない時計の場合は、時計の内部部品を分解、洗浄、注油を行い再び組み上げるオーバーホールも承りますので、動かない時計でお困りならBROOCH時計修理工房万代店にお持ちください。