セイコー(SEIKO)電池交換とパッキン交換
日に日に冬らしい天気となり、先日はアラレが降って路面が白くなっていました。冬到来ですね。本日は貴重な晴れ間の一日でした。セイコー(SEIKO)腕時計の電池交換とパッキン交換について事例を紹介いたします。
セイコー(SEIKO)電池交換+パッキン交換
セイコー(SEIKO)は日本を代表する時計メーカーの一つ。セイコーは1881年に「服部時計店」は創業し、おもに中古時計の修繕と販売から事業を開始しました。よりよい時計を自社で製造したいとの思いから、1892年、時計製造工場「精工舎」が設立されました。1894年以降は、好景気に後押しされ業績を伸ばし、その中で、掛時計に次いで懐中時計の開発に着手し、1895年、セイコー初の懐中時計「タイムキーパー」を完成させました。大正初期、日本には少量の腕時計が輸入されていましたが、まだ懐中時計が主流の時代でしたが、セイコーは腕時計の試作・研究を続け、1913年、国産初となる腕時計「ローレル」を完成させ、ヒットとなり、セイコーは発展していきました。
電池交換~
1時計の裏蓋を開けます。この時計は、裏蓋がこじ開け式、リューズと反対方向時計の9時の方向に裏蓋を開けるスキマがありますので、こじ開け棒を使って裏蓋を開けます。
2古い電池を取り外します。古い電池の液漏れもなく、時計内部は綺麗な状態です。今回は、時計が止まってから1日で電池交換にご来店くださいました。もし、時計が止まってから長い期間経っていると、古い電池が液漏れを起こしていることがあります。液漏れが起こると漏れ出した電池の電解液(アルカリ液)が乾燥して白い粉末状になってたまります。このような状態になると、時計を再び動かすには分解掃除が必要になってきますので、お使いの時計が止まった時には、長くおかずに早めに電池交換をすることをオススメいたします。
3新しい電池を入れます。新しい電池を入れる時は、プラスチックのピンセットを使います。電池をショートさせないようにするためです。時計が無事、動いていることを確認できました。
4裏蓋を閉めます。裏蓋の閉まるパチッという音がしました。
パッキン交換~
裏蓋を開けると、裏蓋には輪ゴムのようなパッキンが付いています。パッキンは、水分や塵の侵入を防いでくれるものです。開けて見ると、本当にパッキンのところで塵の侵入が止まっていることがあるので、パッキンは大事なんだな、と改めて思う事が多々あります。時間の経過でパッキン自体が劣化し弾力を失っていき、防水機能や防塵機能が落ちてしまいます。ですので、電池交換の際には、ぜひパッキン交換もオススメしております。時計の裏蓋は肌に長く接触するので、どうしても湿気が溜まりやすいもの。パッキン交換してあると、水分の侵入を防いでくれるので安心して時計をお使いいただけます。パッキン交換は550円で承ります。
さて、電池交換とパッキン交換が済みました。時計は無事針を進めています。時間を現在に合わせて、電池交換完了です。
思い出の時計、記念の時計、お気に入りの時計・・・時計には様々な想いが宿ります。腕時計は、いつも自分と一緒にいてくれて、自分に寄り添って時を刻んでくれる大切な相棒のようなものかもしれませんね。お使いの大切な時計がもし止まってしまったら、電池交換承ります。国産¥1100、舶来¥2200です。パッキン交換は¥550にて承ります。他にも、時計のバンド交換、メタルバンドのコマ調整、ポリッシュ、オーバーホールなど、様々な時計のお困りごとに対応いたします。ぜひ、BROOCH時計修理工房にお持ちください。