ロゼモン(Rosemont)RS#5-01MTの腕時計の電池交換
ロゼモン(Rosemont)RS#5-01MTの腕時計の電池交換
今回紹介するのは、スイスの時計メーカー、ロゼモン(Rosemont)のRS#5-01MTの電池交換です。
味わい深いアンティーク調のデザインと洗練されたフォルムが特徴のロゼモンは、1973年にスイス時計製造業の代表都市であるラ・ショー・ド・フォンにて本格始動しました。当時はローズウッドを使用したクロックを製造しており、“Rosemont”の名前はROSE MONTRE (薔薇の時計)に由来しています。
こちらの時計は購入されてから10年以上経過し、最後に電池交換されたのは5年程前とのことでした。オーバーホール歴などはなく、その後はずっと電池が止まったまま保管されていたそうです。電池が切れた状態で放置していると、液漏れが起きている可能性があります。液漏れとは、電池の中に入っている液体が電池の外に漏れてしまう現象で、使い切った電池を放置していると起こる可能性があります。
裏蓋を開けてみると
ムーブメントはそれほどダメージを受けておらず綺麗な状態で保たれていました。液漏れはなく、新品の電池を入れてしっかり動作しました。
当店では、電池交換をする際にパッキン交換もオススメしております。パッキンとは裏蓋の溝にある輪ゴムのようなパーツで、防水防塵効果があり、時計を長持ちさせるためには欠かせないパーツです。なぜそれを新品のものに交換する必要があるのかというと、裏蓋を閉めたときに、パッキンが100%元の形に戻るわけではないからです。すると、せっかくの防水機能が低下し、時計に悪影響を及ぼしかねないのです。
今回はかなり小さいレディースウォッチということもあり、特殊な形だったため、パッキン交換は行いませんでした。お客様には生活の中で少し気にかけながら身に着けていただくようご説明いたしました。
ロゼモン(Rosemont)の腕時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業などありとあらゆる修理・作業を承っております。即日対応も行っております。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお持ちください。ご相談だけでも承っております。