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D. Dornblüth & Sohn-ドルンブルート&ゾーン-Cal.99.1 オーバーホールのご依頼です。

2月 19th, 2021

D. Dornblüth & Sohn-ドルンブルート&ゾーン- 時計修理

ドイツ人時計師ディエテル・ドルンブルート氏が、息子のディルク氏とともに、1999年ドイツのベルリン近郊で創業。最新鋭の工作機に頼らず伝統的な工具と手仕事に特化し続けている時計工房 D.ドルンブルート&ゾーン一般の人には中々知る術も少ないブランドです。
それもそのはず、理由はその生産数量の少なさにあります。本格的な手作りで、家内製手工業を頑なに守り抜いているドイツのカルベ(=旧東ドイツにある筋金入った田舎です)の自宅工房から出荷されるらしいのです。その数、月産、僅か5~10本以内。。。そして現在ではBACK-ORDER(俗にいう在庫切れ。。)の為、6ヶ月待ちの状態らしいです。

99.1はスモールセコンドのポジションを腕時計としての顔にふさわしいレイアウトにカスタマイズしています。
懐中時計ムーヴメントをベースにしていますので、ケースサイズは大きくなっています。

ドイツのベルリン創業されたドルンブルート&ゾーン

D.ドルンブルート&ゾーンのオーバーホールなら新潟市にあるブローチ時計修理工房

構造的にはシンプルではありますが、なんといってもこの綺麗な作りです。しかも裏透け(裏蓋が透けていて内部が見えるようになっているもの)。ドライバーを滑らせて傷を付けたなんて日には想像するだけで。。。

色々な前情報とプレッシャーとも戦いながら慎重にオーバーホール(時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」、車に例えて言えば「車検」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。)を進めたいと思います。
通常オーバーホールを行う際、前述のようにパーツ破損などチェックしながら作業を行うのですが、こちらの時計は全て手作りの為パーツ破損していたら同じパーツは。。考えないことにします。

幸い破損も見られず、ドライバーを滑らすこともなく(笑)無事オーバーホール終了しました。
裏側は内部が良く見える部分なのでより一層、いや二層、三層と集中力を高めて作業を行いました。

ドルンブルート&ゾーンのオーバーホール作業

D.ドルンブルート&ゾーンのオーバーホールなら新潟市にあるブローチ時計修理工房まで!

文字盤上にはブランド名と目盛り、スモールセコンドという至ってシンプルなデザインになっていますが、ケース直径が42mmと少し大きく迫力がある所や内部の美しさ(丸見えな分、細部にわたってのこだわり具合)など、私はとても好きな時計です!人とかぶらないというところもいいですね!

今回は、オーバーホールのご依頼でしたが、ブローチ時計修理工房ではオーバーホールの他にも、外装磨きや、ベルト交換、もちろん電池交換も承っております。
ベルト交換は店頭販売からオーダーメイドまで、又、革ベルトの穴開けやコマ調整など¥500~承っておりますので、お気軽にご相談ください。

  1. 外装磨き ケース1 BALL WATCH-ボールウォッチ-
  2. 外装磨き ケース2 ROLEX-ロレックス-

 

BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007

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