OMEGA(オメガ) Seamaster(シーマスター) 196.1501 120m メンズクォーツ腕時計のオーバーホール、ポリッシュを承りました。
お持ち頂いたこちらのシーマスター120、1990年代前半頃のものでステンレスケースと波をイメージしたシルバーのツートーンダイヤルが爽やかな印象を与えてくれますね。こちらの時計お客様が奥様からプレゼントされた時計だそうです!時計を送るってステキですよね!なので私にはお客様が一番大切にされてる時計だと思います!ですがお客様、一度なくしてしまわれたそうで…。その時はご本人にしかショックの大きさというか、頭が真っ白になってしまいますし、度合いは想像できませんよね。。そして何より見つかって良かったです!!
OMEGA(オメガ) Seamaster(シーマスター)
スピードマスターと並ぶ、定番人気モデルシーマスター。そして伝説的フリーダイバーであるジャック・マイヨール氏が潜水101mの記録を達成した時に着用されていたモデルとして有名なシーマスター120です。こちらは「グラン・ブルー」という映画にもなっているので知っている方も多いのではと思います。その後もジェームズボンドが映画007で着用したシーマスター ダイバー300が爆発的な人気を博します。最近のシリーズだとダニエル・クレイグが主演していますよね!それよりシンプルなシーマスター120を愛用する方も多いですね!このデザインならビジネスシーンでも使用できますよね。確かにモデル名からしてダイバーズウォッチなんだろうなと勝手な先入観を抱いてましたが、どうやら違うようです。オメガのスピードマスターやデ・ヴィルは、シーマスターからの派生モデルであるという事実があり、皆さんもスピードマスターやデ・ヴィルを見てダイバーズウォッチの要素があるとは思えないんじゃないでしょうか。最初のシーマスターが1948年に登場し、本格ダイバーズウォッチではありませんでした。防水性は今の基準で考えると、“日常生活強化防水”ほどの性能で、60m防水クリアというものだったようです。それでも普通の方には十分ですよね!私たちがイメージするようなダイバーズウォッチのシーマスターの誕生は、1957年の「シーマスター300」以降です。つまり、最初のシーマスターが誕生してから何年も後のことだったようですね。
ポリッシュ(外装磨き)
そして今回、オーバーホールといっしょにケースとブレスレットの外装磨きもご依頼頂きました。ブレスレットが特徴的でカッコ良いですね!ただ持ち込まれたときはやはりこれまでの使用によります細かなキズが多数ありました、またマット(ヘアライン)な部分と通常のステンレスの部分とであまり違いが感じられないような印象でした。
ポリッシュ施工前
ポリッシュ施工後
どうでしょうか!これくらい印象がガラリと変わるのが一目瞭然だと思います。新品同様にピッカピカになります!さらにヘアライン部分とのコントラストもはっきりとして本来の持ち味が十分に出てすごくキレイで素敵ですよね。そして紛失から無事に見つかったという事でしたので、その時の事も良い思い出となってのではないでしょうか。これでまた一緒に色々な体験、時を刻んでいけますね!こちらのお客様のように大切な時計は定期的にメンテナンスさえすれば半永久的にお使い頂けますのでぜひ少しでも気になる症状、ちいさな変化がありましたお気軽にご相談ください!
BROOCH時計修理工房では、電池交換、パッキン交換だけでなく、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、コマ調整、バネ交換、ベルト交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。