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時計屋さんの時刻合わせをご紹介します(日付無しクオーツ)【ブローチ(BROOCH)時計修理工房 神田店】

3月 12th, 2022

BROOCH時計修理工房神田店の外装

BROOCH(ブローチ)時計修理工房神田店です。
今回は、時計屋さんで実際に行われている時刻合わせ・時刻調整をご紹介します。
時計は、日付の無いシンプルな3針クオーツ式時計を題材とします。日付のある時計は次回お話しますね。
当店では、毎日のように電池交換と時刻調整を行っていて、せっかくなので皆様にも共有したいと思い、こちらを書きました。
では見ていきましょう!

時刻合わせ手順

時計屋さんの時刻合わせをご紹介します(日付ありクオーツ)【ブローチ(BROOCH)時計修理工房 神田店】

さて、早速時刻調整の流れは以下の通りです。

①秒針がゼロ(12時)を向いたらリューズを引く
②現在の時刻にプラス1分したところまで針を廻す
③現在の時刻と重なる瞬間にリューズを戻す

それぞれ詳しくお伝えします。

クオーツ時計はリューズを引くと秒針が止まります(上記の画像)。
ねじ込み式の時計は、リューズを反時計周りに回してねじを緩めてから、引き出します。
また今回は、1段しかリューズは引けませんが、日付のある時計は2段引くと秒針が止まります。

②針を廻して現在の時刻に合わせるのですが、その時刻を知るために私が使っているのは、スマホの「原子時計」というアプリです。これはもちろん他の物でも大丈夫です。先輩は時報を使っているのですが、アプリよりもちょっとかっこいいです。
現在17時48分25秒だったとすると、17時49分のところまで針を廻します。
ここでポイント!
分針を正しい時刻よりも 4~5分進めてから、反時計回りに戻すようにして時刻をあわせます。
逆に機械式の場合は、分針を正しい時刻よりも5~10分遅れているところから、時計回りに進めて正しい時刻にあわせます。
なぜこのようなことをしなければならないのかというと、機械ゆえに起こるバックラッシュという造りにあります。詳細に興味がある方は以下リンクから御覧ください。

バックラッシュ(Backlash)

③あとは時間が来たらそこに針を乗せるだけです。秒針が重なる時にリューズをタイミングよく戻します。慣れれば簡単にできます。ぴったり合ったときの快感はたまりません。

時刻合わせ後の時計

時計屋さんの時刻合わせをご紹介します(日付ありクオーツ)【ブローチ(BROOCH)時計修理工房 神田店】

現在の時刻に合わせることが出来ました。

時計修理はBROOCH時計修理工房へご相談ください

ブローチ時計修理工房 神田店 外装

いかがでしたでしょうか。日付のないシンプルなクオーツ時計の時刻合わせをご紹介しました。時計を身に付けるのであれば、ぴったり時刻を合わせておくことをオススメします。時計が進んだり遅れたときにすぐに症状に気がつくことができます。
次回は日付がある腕時計の時刻調整についてご紹介します。

当店では、電池交換オーバーホール等、多くの修理を承っております。
その他時計に関するお困り事がございましたら、ブローチ時計修理工房神田店までお問い合わせください。
もちろん時刻合わせを実際に教えてほしいという声にもお答えいたします!
お待ちしております。

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