ティファニー(Tiffany & Co.)腕時計のオーバーホール
今回ご紹介するのは、ティファニー(Tiffany & Co.)Mark T-57 クロノグラフ(Chronograph)のオーバーホールです。
15年程前に購入されて、1度オーバーホールしたことがある時計でした。
お持ちいただいた際、風防の内側にびっしりと水滴が付着していました。時計を水洗いして、このようになってしまったそうです。1度水気が入ってしまった時計は基本的にオーバーホールしなければなりません。腐食や錆が進行し、不具合を起こし兼ねないからです。今回のように水入りが著しい時計は、オーバーホール必須となります。
文字盤は視認できませんが、交互に磨き上げられたベゼルが特徴的で、インパクトありますね。
ティファニーとは
ティファニー(Tiffany & Co.)は、世界的に有名な宝飾品および銀製品のブランドです。1837年にアメリカで創業の歴史ある老舗です。余談ですが、同年フランスではエルメスが創業しました。
そんなティファニーですが、創業当初はジュエリーではなく、文房具や装飾品の取り扱いからスタートします。徐々にジュエリーへと幅を広げていき、1848年にはティファニーの代名詞ともなるダイヤモンドジュエリーの販売を開始します。1850年代に入ると銀製品の取り扱いも開始し、創業からわずか15年ほどで現在のティファニーの原形が築き上げられました。
今日では、ロンドン・ローマ・シドニー・東京など世界20カ国にブランドショップを持っています。そして、現在はフランスの企業グループであるLVMHに属しています。
乾燥とオーバーホール
オーバーホール作業に入る前に乾燥作業をします。1日でも早く中の水気を取り除かないと、刻々と腐食や錆が進行してしまうからです。その後、しっかりとオーバーホールいたしました。
お預かりの際は水滴で見えなかったフェイスがちゃんと見えました。ベゼルのデザインに赤い4つの針がアクセントになって、かっこよく男らしいですね。
ティファニー(Tiffany & Co.)の時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
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