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ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)

ボーム&メルシェはスイス発祥の老舗時計メーカー

1830年に創業されてから今日にいたるまで、一度も途切れず継続してきたため、現在は世界で六番目に古いブランドです。



日本に輸入された直後はボーンメルシーと呼ばれていました。

スイスのジュラ地方にあるレ・ボア村というところで、時計の下請けをしていたボーム家のボーム兄弟が時計修理工房を開いたところから歴史は始まります。「妥協せず、最高の性能の時計のみを作る」という目標を掲げ、新しい技術を、次々に取り入れて時計作りに励んでいました。
この兄弟は早い段階から、海外市場の良さに気づいており、ロンドンに支社を設立したのをはじめとして、次々に店舗を拡大してきました。その後、19世紀になるとウォッチメゾンとして多くの名声を得られるようになりました。このころはクロノグラフやグランドコンプリケーションで高い評価を得ており、国際展示会で金メダルを受賞したり、天文台でもトゥールビヨン機構のクロノーメーター賞を受賞したこともありました。

20世紀前半に入ると、ボーム&メルシェをスイスのジュネーブに設立しました。このころからラウンド型以外の形の時計を発表するようになりました。ジュネーブシールが刻印されるようになったのもこの頃です。
1920年頃からボーム&メルシェは自らのメーカーの時計の明確なデザインを確立していき、1940年にはマルキーズというモデルを発表しました。このモデルはボーム&メルシェ史上最もヒットしたもので、現在でも多くの人々に愛されています。その後もモダンなレディースコレクションを数多く発表しました。これらの時計はメンズの時計を縮小したものではなく、女性の為に作られたものでした。

1960年代からボーム&メルシェは時計にΦという記号を刻印するようになりました。Φはギリシャ語で均衡を表す言葉です。現在のモデルに近いシルエットのラウンド型の時計が生まれたのもこの時代です。さらにトリプルデイトつきのクロノグラフやムーンフェイズを備えた時計がいくつも発表されました。
1970年代にも斬新なモデルがいくつも生まれました。特に「ギャラクシー」と「スターダスト」は特に好評だったようで、ゴールデンローズ賞を受賞するほどでした。
2020年現在、創業から190年経った今でもPromesseやHapmtonなど魅力的なモデルを造り続けています。

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