グッチオ・グッチ
グッチオ・グッチ(Guccio Gucci, 1881年 – 1953年)は、ファッションブランド「グッチ(GUCCI)」の事業をフィレンツェで創業したイタリアの起業家。
1898年、当時17歳のグッチオは、ロンドンで最高級ホテル、サヴォイ・ホテル(Savoy Hotel)にて、皿洗いの職を得ました。 その後、ウェイターに出世し、仕事を通じて貴族たちの立ち振る舞いや持ち物を観察しモノに対する考え方や美への感性を培い、ブランドビジネスに大いに役立てたと言われています。
1901年、グッチオは多くのことを学んだサヴォイ・ホテルを離れ、イタリアへ帰国します。帰国後、いくつかの商店で働いていましたが、1914年第一次世界大戦が始まると徴兵され一時国から離れます。
グッチの誕生
大戦後は1919年にフィレンツェに戻り、高級レザーグッズ店「フランツィ(Furantsui)」でレザーの扱い方を学びこの経験を活かし、1922年にフィレンツェ、パリネオ通りに自分の店舗を開き、1923年「グッチ」の店名を掲げました。これが今や多くの人から愛されるラグジュアリーブランドの誕生となりました。 当時、グッチが主に扱っていたのは、イギリスから輸入したカバンの販売と修理でした。 修理によって壊れやすいところやどう作れば壊れにくいカバンが作れるかなどを研究することができ、丈夫で使いやすいカバンを作る術を学びました。
1953年、グッチオ・グッチは72年の生涯に幕を閉じました。