ハミルトン(HAMILTON)の腕時計の電池交換
修理ブランドHamilton ハミルトン
今回紹介するのは、ハミルトン(HAMILTON)カーキ(Khaki)6361 の電池交換です。
電池がいつ止まったかは分からない状態でお越しいただきました。
電池が切れてから放置されていたとのことで、液漏れをしている可能性が懸念されます。液漏れとは、電池の中に入っている液体が電池の外に漏れてしまう現象で、使い切った電池を放置していると起こる可能性があります。
ブルーダイアルにシンプルなデザインがかっこいいですね。秒や24時間表示のインデックスもカーキらしいです。
カーキとは
正確で耐久性に優れたハミルトンの時計は、1892年に創立してまもなく、「鉄道公式時計」の称号を獲得します。その後、アメリカの発展と共に活躍の場を広げ、陸・海・空、全てのフィールドでアメリカ軍に時計を支給しました。
そんな中、カーキシリーズは、第二次世界大戦中、アメリカ軍の兵士たちに親しまれていた軍用腕時計をルーツに持ちます。これらの背景からミリタリーウォッチの代表格として認知されています。
ハミルトンの他シリーズと比較すると、フィールドウォッチとしての堅牢さと機能性に加え、武骨でマニアックなイメージが魅力です。また、アメリカンスピリッツを盛り込んだ、どことなく男っぽい雰囲気が漂います。そして何よりコストパフォーマンスに優れたモデルが多く、機械式腕時計の入門機としても重宝されています。
裏蓋を開けてみると
一部液漏れによる汚れが見受けられたため、できる範囲で汚れを拭き取る応急処置を施しました。新品電池での動作確認はできましたが、お客様には液漏れが起きていたことをお伝えしました。そして、大切に長くお使いいただくためにもオーバーホールを提案させていただきましたが、今回は見送る形となりました。
電池が切れた時計を放置しておくと中の機械にとっては非常に良くないため、止まったらなるべく早く電池交換されることをオススメします。
また今回は、電池交換と一緒にパッキン交換もさせていただきました。パッキンとは裏蓋の溝にある輪ゴムのようなパーツで、防水防塵効果があり、時計を大切にお使いいただく上では欠かせないパーツです。電池交換による裏蓋の開閉時に、パッキンを100%元の形に戻すことはできないため、一緒にパッキンも交換することをオススメしております。
ハミルトン(HAMILTON)の腕時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。
電池交換 | ¥2,200(税込) |
---|---|
パッキン交換 | ¥550(税込) |