ダービー&シャルデンブランDUBEY&SCHALDENBRAND
DUBEY&SCHALDENBRAND(ダービー&シャルデンブラン)というブランド
ダービー&シャルデンブランはスイス時計界の中では若いかもしれませんが創業は1946年と70年以上存続するブランドです。
ジョージ・ダービーとレネ・シャルデンブランの2名の時計技師の名前を合わせ命名されています。
ジョージ・ダービーは時計学校「ラ・ショー・ド・フォン」の教授もされていて、そこで学んだ人物にあのフランク・ミュラーもいたそうです。
低コスト・クロノグラフ・ムーブメント「インデックス・モビーレ」の特許(パテント登録)の取得を機会にレネ・シャルデンブランと工房を設立しブランドが始まりました。
界隈で大きく認められた低コスト・クロノグラフ・ムーブメント
スプリット・セコンドのクロノグラフ「インデックス・モビーレ」はヒゲゼンマイに似た形状のコイルスプリングを文字盤と風防の間に置き、
ムーブメントの裏回りに組み込まれていた複雑機構をシンプルにすることで部品数を減らし低コストで製造可能にしました。
1970年代にはクォーツ・ショックの渦中、厳しい経営の局面を迎えましたがこの時期にウォッチコレクター達は技術の高いジョージ達を訪ね
ミニッツリピーターやトゥールビヨンといった複雑機構のメンテナンスを依頼したと言われています。
受け継がれたダービー&シャルデンブラン
1989年レネ・シャルデンブランが亡くなり、クォーツ・ショックが収まりはじめ再び機械式腕時計に注目が集まり始める1995年に、
ジョージ・ダービーはダービー&シャルデンブランの経営権を時計のエキスパート、シネッテ・ロベールに引き継ぎ引退しました。
経営を引き継いだシネッテ・ロベールは1970~1980年代に工房から買い集めていたムーブメントたちに美しい仕上げを施し、
新たに製造したケースに入れて発表、これらの時計が好評で成功を収める結果となりました。
1990年代には「アロエディーン」、「カレ・コンブレ」等のコレクションが世界の時計愛好家に知られ受け入れられる結果になりました。
現在ではほとんど休業している状態で新作のリリース等もされていない、市場にもほとんど残っていない希少性の高い時計になりつつあります。
Aerodyn Gran’ Chrono Astro(アエロディーン グランクロノアストロ)に見られる特徴
大き目のシルバーのトノーケースの中にはギョーシェ仕立ての盤面が他とは違う興味を惹かれるシルエットで第一印象で先ず気になる。
盤面を見ると数本の針がインナーダイヤルと併せて美しく並び、ケースにあるスタート&ストップボタンと共にクロノグラフ機能が搭載されていることに気付きます。
12時のインナーダイヤルには月と曜日が示されていてインデックス回りには日付表示と黒い針で日付を示している他ではあまり見れない機構になっています。
6時のインナーダイヤルにはムーンフェイズが表示されていてアクセントになっていて、クラシックかつオシャレなデザインにまとまっている。
背面を見るとDUBEY&SCHALDENBRANDの刻印の入った裏蓋はスケルトンの窓がついていて内部の機構を見ることが出来る。
ゴールドカラーの内部は「D・S」イニシャルがローターに刻まれ煌びやかな光を放っていて、いつまでも見ていられ豊かな気持ちにさせられる素敵な時計です。
オーバーホール料金
舶来基本 | クォーツ | スタンダード | ¥21,000 |
クロノグラフ | ¥27,000 | ||
機械式 | 自動巻き | ¥27,000 | |
手巻き | ¥25,000 | ||
クロノグラフ | ¥40,000 |
電池交換料金
項目 | 料金 | 作業時間(納期) |
---|---|---|
外国産ブランド | ¥2,200 | 15分~20分 |
ガラスを外すモデル | ¥5,500 | 20分~30分 |
外装研磨(ポリッシュ)料金
項目 | 料金 | 作業時間(納期) |
---|---|---|
ケース&ブレスレット | ¥11,000~ | 2週間 |
ケースのみ | ¥6,600~ | 2週間 |
ブレスレットのみ | ¥6,600~ | 2週間 |