ZENITH (ゼニス) レインボーフライバック自動巻き(オートマチック)エルプリメロ

ZENITH (ゼニス) レインボーフライバック自動巻き(オートマチック)エルプリメロ

ゼニスは1865年に創業した、スイスのル・ロックルを拠点とする老舗マニュファクチュールです。

レインボーフライバックは、1997年にバーゼルフェアで発表され、業界内で多くの賞賛を得ます。ゼニスを象徴する傑作ムーブメントであるエルプリメロに、フライバック機能を追加したからです。キャリバー名は、cal.405。そして、なんとゼニスはこのムーブメントを約半年で開発したそうです。

2010年に復刻モデルを発表。「デファイ クラシック レインボー フライバック」、2014年に「ストラトス フライバック レインボー」を輩出。

ゼニスはレインボーフライバックが名作であることを自覚し、ブランドとして大切にしていることがわかります。

名機『エル・プリメロ』ムーブメントを簡単に説明します。

「36,000振動のハイビート」
「デイトナに採用された」
「世界初の自動巻クロノグラフのひとつ」

『エルプリメロ』は、1969年に発表された世界初の「自動巻きクロノグラフムーブメント」であり、ROLEXのクロノグラフ時計「デイトナ（Ref.16520）」にも採用されたムーブメント。

毎時36,000振動というハイビートを刻み、50時間以上のパワーリザーブを誇るムーブメントは当時「エル・プリメロ」しか存在しませんでした。その技術力の高さから伝説的なムーブメントと評されました。

『エル・プリメロ』を搭載したブランドは、
ROLEXの他、タグホイヤーのモンツァ、パネライ、ルイヴィトン。先述したようにROLEXのデイトナに搭載した事はあまりにも有名です。

他社の追随を許さないブランドムーブメント
『エル・プリメロ』

ブランディングとして、エルプリメロは各ブランドに採用されています。ライバル機として、フレデリックピゲ1185や、レマニア1350、エタ7750があげられますが、『エルプリメロ』ほどのインパクトは感じないと思います。※どのムーブメントも素晴らしい！

ルパン三世の次元大介の腕時計
物語の中でルパンの仲間として登場する次元大介がゼニスを着けていたことは有名なエピソード。彼は第一話の中で、ゼニス　エルプリメロの初期モデルをモチーフとした腕時計を着用しています。なんとも次元大介らしいチョイスですね。

初代レインボーフライバック
次世代のレインボーフライバックのオーナーになることも素晴らしいですが、素晴らしいオーナーへと渡り継がれた初代レインボーフライバックを手に入れてはいかがでしょうか？

生産終了のスポーツコレクションながらも根強い人気があり、入荷後直ぐにオーナーが決まってしまう名機です。今後、コンディションが良い『レインボーフライバック』は、ゆっくりと確実に姿を見かけることがなくなると予想します。