BVLGARI－ブルガリ－Ref.RTC49C6SSDレッタンゴロのポリッシュの依頼です。

修理ブランドBVLGARI ブルガリ

ブルガリ　ポリッシュ（外装磨き）　時計修理

ブルガリのレッタンゴロのポリッシュの依頼です。

～レッタンゴロの意味は？～

レッタンゴロとはイタリア語で長方形という意味です。レッタンゴロは２０００年頃に誕生したレクタンギュラー(長方形)ケースが特徴の時計です。ケースだけでなく、文字盤のデザインも特徴的です。アラビア文字の”３″と”９″を大きく表示して配置するデザインは一目で印象に残ります。ブルガリ(BVLGARI)は２００４年にこの特徴的なデザインを一新します。ブルガリロゴを取り入れたデザインはよりブルガリ(BVLGARI)らしさを感じられ、こちらも人気のデザインになっております。

～外装磨きで出会った頃のような輝きを！～

今回はこちらのブルガリをポリッシュ加工を施していきます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。
研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地（サテン）に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

↑こちらがバフモーターです。
フェルトバフ、布バフ、スポンジバフと分かれており、傷取りや鏡面加工、サテン加工を施す際に使い分けて作業します。

ステンレス素材は確かに頑丈ですが、汗や皮脂などの汚れをそのままにしておくと、腐食してしまうこともあります。腐食してしまった部品は我々時計師でも直すことは不可能です。特に本モデルのような何十年も前に製造されたモデルであれば、なお気を付けなければなりません。部品も新しく仕入れることもできないので、今あるものを大切につかっていくしかありません。保管する際はなるべく汚れを落としてから保管されることをお勧めします。

↑こちらが作業前の写真です。ぶつけたり、擦ったりしなくともご使用しているだけでここまで傷だらけになってしまいます。
レッタンゴロというモデルは鏡面加工の部分が多く、磨くのと磨かないとでは歴然の差が出ると思いますので、しっかり磨いていきます！

↑作業後の写真です。深い傷はなくそうと思って追うと特徴的なフォルムを崩してしまうので完全に消すことは出来ませんが、小傷や擦れ傷は完全になくなり新品の頃のような輝きを取り戻せたのではないでしょうか！

今回のご依頼はポリッシュ加工だけでしたが、当店では他にも様々な修理・作業を行うことが出来ます。

～ブローチ時計修理工房で行える修理・作業！～

当店では、電池交換はもちろん、オーバーホール、外装磨き、ベルト交換、ベルトの長さ調整（穴あけなど）、磁気抜き、水入り(ガラスの水滴)の除去・乾燥などの各種修理も承っております。また、破損した部品のお取り寄せして交換させていただくことも可能です。
ご使用の時計に何かありましたら新潟市brooch(ブローチ)時計修理工房へお越しください。

BROOCH時計修理工房　紫竹山店　新潟県新潟市中央区紫竹山３丁目８－３３　TEL　025-246-0007

BROOCH時計修理工房　万代シティ店　新潟県新潟市中央区万代１丁目６−１ シティバスセンタービル ２F　TEL　025-246-0007