TAG Heuer-タグホイヤー- リンクの巻真の交換の依頼です。
修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー
タグホイヤー リンク マキシン交換 時計修理
今回はタグホイヤー リンクのマキシンの交換の依頼です。
何らかの衝撃によってマキシンが折れてしまい、リューズの中に残ってしまっているのでその除去作業と交換作業をしていきます。
おっと、作業に入る前に少々余談を、、。
~リンクの誕生、生い立ち~
リンクというのは改称後の名前で誕生した時の名前はS/ELでした。
1987年にスポーツとエレガンスの頭文字を採用したS/ELを発表しました。ステンレススティール製のスポーツウォッチで、一目でわかるユニークなS字ブレスレットを備えて誕生しました。
1991年にはブラウンのレザーストラップを付属したゴールドのクオーツ、タグホイヤーS/ELクロノグラフがF1のレジェンド、アイルトン・セナの普段使用する時計に選ばれました。
1999年にS/ELがリンクに改称して再登場しました。最大の特徴でもあるブレスレットの「ダブルS」リンクに由来しているそうです。
2007年にリンク生誕20周年を迎え、バッテリー駆動の電気機械式ムーブメントを搭載したリンク キャリバーS クロノグラフを発表しました。
2017,18年にはクッション型のケースと完全一体型のブレスレットを備えた初となるレディースコレクション、リンクを世界向けに再発表。1年後にはメンズコレクションが発売されました。
長くなってしまいましたが、年を重ねるごとに進化を繰り返し発売当初から今に至るまで人気であり続けるモデルがこのリンクなのです。
では作業の方を、、、。
下の写真を見るとマキシンが折れて先端がリューズの中に入ったままになっています。マキシンの先端はネジ状になっているので、容易に取り出すことができません。
こういった場合当店では、折れたマキシンの中心に穴をあけてそこに金属の棒を挿入して回しながら引き抜きます。この際の注意点として、折れ込んでしまったマキシンのど真ん中に穴を開けなければいけないということです。先程言った通りマキシンの先端はネジ状になっているため少しでもずれてしまうとネジ溝をつぶしてしまうからです。それらに気をつけながら作業を行います。
穴をあける際はリューターの先に超硬カッターを取り付けて行います。マキシンの太さに合わせて0.3mm、0.5mm、0.8mmの超硬カッターを使用し、慎重に作業します。
こちらが作業後の写真です。ネジ溝をつぶすことなく折れたマキシンが除去できたので、新しいマキシンに交換して完成です。
今回は折れ込んだマキシンの除去作業とマキシン交換作業のみでしたが当店ではオーバーホール(分解掃除)やポリッシュ(外装磨き)、他にも様々な修理・作業が行えます。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
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