OMEGA オーバーホールのご依頼です。

修理ブランドOMEGA オメガ

今回のご依頼は、OMEGA Seamasterのオーバーホールです。

結構年季の入ったクオーツ時計で、30年前に購入したそうです。

古い時計になってくると、オーバーホールをしても精度が上がらない可能性があります。オーバーホールとは、時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。しかも、30年間1度もオーバーホールをしたことがなかったそうで、パーツの劣化なども考えられます。

そういった場合はパーツの交換、またはムーブメントの交換で対応致しますが、古い時計なので、パーツやムーブメントが手に入らない可能性も高くなります。

古い時計なので細心の注意を払い、丁寧にオーバーホールしましたが、2分の遅れが生じました。

時間を合わせ何日か様子を見ましたが、やはり2分遅れます。この状態は電子回路の不具合によるものなので、ムーブメントの交換をしなくては直りません。

30年前の時計に合うムーブメントが見つかるように祈りながら業者に掛け合うと、現行モデルにはなりますが搭載可能なムーブメントが見つかりました。

お客様に確認したところ快く了承が得られたのでムーブメントの交換をし、無事問題解決です。

 

今回の時計はポリッシュ(磨き)をすると、黒い塗装が剥がれてしまうのでポリッシュ加工は出来ませんが、当店では同時にポリッシュ加工も承っております。

ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

 

こちらがバフモーターです。

BROOCH時計修理工房では細かな不具合も見逃さず作業しております。何か困ったことがあったら是非お持ちください。

オーバーホール ¥23,000(税別)