LONGINES(ロンジン)オーバーホールのご依頼です。

修理ブランドLONGINES ロンジン

ロンジンとは、1832年にスイスのサンティミエにてオーギュスト・アガシが時計製造販売会社の共同経営者に就任したことによって始まった時計ブランドです。

全盛期には近代的な製造方法にて懐中時計を量産し、1929年のバルセロナ万国博覧会までに通算10回のグランプリに輝きました。

最終的には歴代万博で合計28個の金メダルを獲得し、「最も受賞数の多いブランド」としての名誉を獲得します。

当時の時計界における知名度は現代のロレックスに匹敵するほどであり、誰もが知る時計ブランドとしての名声を獲得しました。

その後、クォーツショックによる機械式時計の需要低下を受け、現在は時計界の最大勢力スウォッチグループの傘下に加わっています。

今回はそんな歴史あるLONGINESのオーバーホールのご依頼です。

「10年程前に購入し、電池交換してもすぐ止まってしまう。」との事でした。

オーバーホールをご依頼いただいた時計は購入してからの10年間一度もオーバーホールをされていなかったためか、かなりの汚れが溜まっていました。クォーツ式時計のオーバーホールは7~8年周期で行うのがよいとされます。特に最初のオーバーホールの直前は一番汚れが蓄積されています。これは作られたばかりの部品の余分な部分が自然に削れて出てくる汚れなのです。幸いこの時計は傷んでいる個所もなかったため、通常通り分解、洗浄しました。

また、時計の油は蒸発しにくいような成分でできていますがそれでも永久に使えるわけではありません。徐々に乾燥してきてしまいます。この状態を油切れと呼びます。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。もし時計の油が切れていれば、時間を合わせるために針を回した時の感触が堅く感じるはずです。少しでも異常を感じた際はすぐに当店までお持ちください。

 

今回はしませんでしたが当店ではオーバーホールと同時進行でポリッシュ加工を施すことができます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで長年の使用で傷だらけになった時計でも表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

こちらがバフモーターです。専用の研磨剤をつけて表面を磨いていきます。研磨剤は荒いものから順に使用していき、徐々に細かいものに変えていきます。そうすることで滑らかな表面が出せます。

では、また何か気になる事がありましたら、気軽にBROOCH時計修理工房にお越し下さい。

 

オーバーホール料金 ¥19,000(税別)
¥(税別)