ウブロ(HUBLOT)修理 オーバーホール

修理ブランドHUBLOT ウブロ

今回は、HUBLOT(ウブロ)BIGBANG(ビックバン)18金無垢のオーバーホールです。

 

まずはケースから機械を取り出します。

このムーブメントはETAの Cal 7750がベースになっています。本来 7750の 30分計の針の位置は、12時側にあるのですが、この時計は3時側にあります。高級時計では本来のベースの機械をその時計用に正規改造して使っているケースをしばしば見受けます。

文字板を外して中を確認してみると、こんな仕掛けになっています、なかなかユニークですね!

12時側の歯車から2つの歯車を経由して3時側に30分計針の付く車がセットされていました。

HUBLOT(ウブロ)のいくつかのモデルで、ベゼルやバンドを固定するために使われているネジのヘッドは、特殊な形をしています。チタンで出来たこのネジも工具が無いと閉めたり開けたりできません。

このネジを取り外しするために特別な工具が必要になるわけですが、BROOCH時計修理工房では職人が独自にドライバーをこの様に加工して使っています。自分だけの特別な工具を自分で作り出すのも熟練職人ならではです。

角をネジのアールに合わせてまるめて特殊なネジ山に対応で器用な工具を作り出します。アールを丸める事で時計本体側に傷が付きません。この丸める作業が結構ミソなんです。

ぴったりフィット♡難しいウブロのネジもこれで完璧です。

こんな感じになります。

今回の時計はクロノグラフなので部品紹介です。

 

ウブロビックバンの12時間計に関する部品を洗浄して組み上げBROOCH時計修理工房

やはり、クロノグラフはストップウォッチ機構がある分部品が多く若い頃は、大変だと思いましたが、いくつも修理しているとその成り立ちと一つ一つのパーツの持つ意味が解ってくるのでどの部品がどのパーツだったのか頭の中で連動して理解できるようになってきます。完全に職業病ですね、最初は複雑で大変だったクロノグラフのオーバーホールも仕組みを理解することでより上達していきます。これは不思議なものです。

振動ピニオンはクロノグラフに欠かせないパーツでタグホイヤーの特許技術ですが修理するならBROOCH新潟時計修理工房へ

これは、タグホイヤー社が特許取得した”振動ピニオン“というパーツです。小さいですが、時計の動力をストップウォッチにつなげる大事なパーツです。

カナの大きい方が常に4番車と噛み合っていてスタートボタンを押すとストップウォッチの秒針の歯車に小さい方のカナが噛み合う様になっています。

両方の歯車が入れ代わって動力をスライドさせる特殊なパーツです。

この様にストップウォッチが動きます。

この様にストップウォッチが付くためにこんなにたくさんの 車やレバーやストッパーなどが必要なんですね。

これは 文字板側ですが、12時間計の機構はこちら側にあります。

ここを組み上げる時、受けをのせるまでこのバネを固定するものがないので 「じっとしていてね!」と心で念じながら受けをのせます。(7750を修理した事がある方ならわかってもらえると思いますw)

次に文字板と針セットをしていきます。

クロノグラフに関する針はきっちりゼロ位置にセットしなければなりません。
時計修理初心者はこの針がズレて何度何度もやり直しするのですが、熟練してくるとコツを掴んでズレなくなってきます。

オートマチック自動巻き機構のローターに注油します。

この機械はボールベアリングタイプなので、写真の様にボール一つ一つに注油していきます。

ケーシングが済んだらバンドを付けて
完成です。