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ROLEX(ロレックス) 裏蓋シール そのままにしておくと、、、

修理ブランドROLEX ロレックス

ROLEX ロレックス 裏蓋シール 時計修理

今回はいつもの修理事例とは少し変わった記事を書きたいと思います。

まずはこちらをご覧ください!


ロレックスの時計を裏側から撮った写真です。
問題箇所は一目瞭然ですが、裏蓋に貼ってある「裏蓋シール」です。これは腐食によってこのような状態になっているのですが今回はこのシールを剥がす作業を行いました。ここまで腐食してしまっているとシールのみならず裏蓋自体にも損傷があるかもしれないので、ないことを祈りながら作業していきます。

まずは剥がしから

裏蓋シール剥がし、外装磨きは新潟市ブローチ時計修理工房へ
こちらがシールを剥がした状態の裏蓋です。
シールの腐食による変色などは見られましたが、幸い変形や穴は見られなかったのが良かったなと思います。

裏蓋シールの役割と腐食の原因

裏蓋シールはキズ防止の為に新品の時計に貼ってあるのを多く見かけます。
役割としては間違っていないのですが「ご使用の際のキズを防ぐ」ではなく「販売前のキズを防ぐ」と考えるのが正しいかなと思います。これはロレックスだけではなく、どのメーカーのどの時計でも言える事です。
ではどうして腐食してしまうのかですが、それは汗や皮脂汚れが原因になります。裏蓋シールと裏蓋の隙間に汗や皮脂汚れが入り込んでしまうと逃げ場がなくなりそこにとどまってしまいます。つまりずっと湿っている状態になるという事です。ステンレスは錆びないと思っている方もいらっしゃると思いますが、正しくは錆びにくいというだけで錆びてしまいます。隙間に入り込んでしまった汗や皮脂汚れがずっととどまっている、湿っているとなると裏蓋は錆びて、シールは腐食してしまうということです。
上の写真の状態は比較的軽傷なのであとは磨くだけで綺麗になると思います!

仕上げ作業

ロレックスの場合、裏蓋のセンター部分はヘアライン仕上げ(サテン加工)でその周りはグロス仕上げ(鏡面加工)になっているので、磨いていきたいと思います!

裏蓋シール剥がし、外装磨きは新潟市ブローチ時計修理工房へ
変色していた部分はきれいになり、一定方向に流れるようなスジが上手く入りました!
腐食していたとは思わせないような仕上がりになったのではないでしょうか!

今回はたまたまロレックスを例にあげましたが、メーカー問わず共通のことになりますのでお使いの時計が同じような症状が出た場合、一度お持ちください!

~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~

当店では、電池交換はもちろん、オーバーホール、外装磨き、ベルト交換、ベルトの長さ調整(穴あけなど)、磁気抜き、水入り(ガラスの水滴)の除去・乾燥などの各種修理も承っております。また、破損した部品のお取り寄せして交換させていただくことも可能です。
ご使用の時計に何かありましたら新潟市紫竹山のbrooch(ブローチ)時計修理工房へお越しください。

 

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