OMEGA(オメガ)DE Ville(デ・ヴィル)の電池交換
OMEGA(オメガ)DE Ville(デ・ヴィル)の電池交換
今回ご紹介するのはOMEGA(オメガ)DE ville(デヴィル)の電池交換です。こちらの時計は約30年前にご購入された時計で、お兄様とお父様から受け継がれた大切な時計だそうです。お持ちいただいた時計は全部で3本、OMEGA(オメガ)の他にLongines(ロンジン)、SEIKO(セイコー)など歴史ある高級時計で全て電池交換をして欲しいとのご依頼でした。ブローチ宝石・時計修理工房では電池交換が即日で納品できます。作業時間も15分から30分と短いので隙間時間にご利用できます。
OMEGA(オメガ)デ・ヴィルの歴史
デヴィルは、潜水時計であるシーマスターにモノコック構造を採用することで、それまでのラインとは違って、薄型でスマートなモデルを誕生させました。フランス語で都会や街を意味する「デヴィル(de ville)」という名が付けられており、都会に似合う時計という意味合いでつけられたのかもしれません。それを象徴してかこれまでのモデルには、裏蓋に都会の景色のようなレリーフが施されているモデルもあります。
こちらの時計が止まったのは5年ほど前とのことで、液漏れが起きているか心配でした。通常、電池が止まったまま長年放置をしていると液漏れが起こります。液漏れは電池の中で化学変化が進み、ガスが発生して起こります。そのガスが電池内にたまりすぎると、破裂を防ぐための安全弁から排出されます。その過程の中で液体も一緒に排出されることで液漏れが起きてしまいます。液漏れは時計の基盤や回路を腐食させ故障の原因になります。腐食した部品は交換が必要になるため、修理代も高くなってしまいます。こういったトラブルを避けるためにも、早めの電池交換をブローチ宝石・時計修理工房はおすすめしています。
今回の作業では、液漏れはしておらずオメガ、セイコー、ロンジンの3本は作業時間30分で電池交換が完了しました。
しかし、電池交換が完了した場合でも時計本体の不具合によって電池交換後、すぐに、止まり・遅れ等のトラブルが発生することがあります。電池交換をしたということはそれまでに数年間経過しており、すでに経年劣化している状態となります。時計の本体内部の「機械内部の汚れ」、「リューズ故障」、「電子回路の不良」、「磁気帯び」、「経年劣化」等あらゆる要因が原因で時計は動かなくなります。また、最近のクオーツ時計は、機械内部の汚れ等で動きにくくなった場合、通常の5倍程度の力を使うように設計されています。
早いときにはすぐに、または3~6か月ももたないうちに電池が消耗され、時計が動かなくなってしまいます。
このような場合は、分解掃除(オーバーホール)の修理が必要となります。
その際は、是非ブローチ宝石・時計修理工房をご利用ください。