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ジャガールクルト (JAEGER-LECOULTRE) レベルソ 電池交換

10月 15th, 2021

ジャガールクルト (JAEGER-LECOULTRE) レベルソ 電池交換

今回紹介するのは、名門ジャガー・ルクルト(JAEGER-LECOULTRE)の時計史に燦然とその名を刻む腕時計、レベルソです。
電池交換のご依頼でした。まだ稼働していたのですが、最後の電池交換から3年ほど経つのでそろそろ交換時期かと思い、ご来店されました。電池が切れる前にお持ち込みいただく時計を見ると、大切にされているんだなと幸せな気持ちになります。

~ジャガールクルト~

スイスのル・サンティエに拠点を置く19世紀前半創業の高級時計マニュファクチュール。これまでに数百の発明と1,000種類以上のキャリバーを開発しており、そのなかには世界最小キャリバーや世界で最も複雑な腕時計、そして半永久的に動くタイムピースも含まれます。

~レベルソ~

「レベルソ(Reverso)」とはラテン語で「反転する」という意味。英語では「リターン(Return)」に当たる言葉です。その名の通り、ケースを横にスライドさせて完全に裏返しにできる独創的な機構を備えているのが特徴。その誕生のきっかけは1930年代初め、イギリス軍のある将校が、実業家のセザール・ド・トレーに「ポロの競技にも耐えられる時計が欲しい」というリクエストをしたことに始まります。
「ポロの競技にも耐えられる丈夫な時計」、この難題をクリアすべくド・トレーが時計の製造を依頼したのが、当時から確かな技術力を誇っていたジャガー・ルクルトでした。ルクルトはケースを反転させて保護するというアイデアを得て、その実現に向けて試行錯誤を繰り返し、苦心の末、1931年にレベルソの第一号を発表したのです。

~電池交換~

電池交換ですが、交換する前に液漏れがないか確認します。液漏れがが確認された場合、表面のみ拭き取り電池交換だけ済ませる事も可能ですが、その時は動いていても漏れ出した成分や汚れが歯車などに付着し故障の原因になるので、ムーブメント交換をおすすめします。
今回は液漏れは確認できませんでした。なので、このまま電池交換を進めました。

~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~

ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。

大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。

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