SEIKO-セイコー- クォーツ クロノグラフの電池交換。
SEIKO クォーツ クロノグラフ ref.7T62-0KV0 電池交換 修理
日本が誇る時計メーカー「SEIKO」
こちらの時計は、クロノグラフ機構を搭載しており、真ん中の秒針がストップウォッチの秒針になります。
稀にお客様から「秒針が動かない」というお問い合わせをいただくのですが、ぱっと見だと勘違いしてしまいますよね。。
文字盤の左側(9時側)に位置するのが時刻を刻む秒針となっております。
12時位置に60分計(60秒ごとに一目盛り進み一時間で一周)
6時位置に12時間計(12時間で一周)となっております。
意外と知らない便利機能「タキメーター」
さらには、ベゼルに表記されている「タキメーター」
こちらは、自動車などの走行時速や平均速度を瞬時に直読して計測することができる計算尺のことで、簡単に言うと速度表です。
1kmを何秒(測定可能範囲60秒以内)で走行したかによって、その区間のおおよその平均時速を求めることができる機能です。時計においてはクロノグラフとベゼルに刻まれた数字を使って時速や平均速度を計測します。
ちなみにタキメーターという言葉は、速いという意味を持つ「タキ(Tachy)」と計算尺の意味を持つ「メーター(Meter)」が語源となっているそうです。
では、その算出方法ですが、
例えば、自動車の走りはじめと同時にクロノグラフをスタートさせ、1km走行した地点でストップボタンを押します。その時にクロノグラフ針が指しているタキメーターの目盛りが平均時速になります。
1km走行に30秒かかったとするとクロノグラフ針が指すタキメーターの目盛りは「120」を指すので、平均速度は120Km/hとなります。
次に作業量の算出ですが、ある作業の開始時にクロノグラフをスタートし、作業終了時にストップさせます。
作業に30秒かかった場合、クロノグラフ針が指すタキメーターの目盛りは120ですので、その作業は1時間に120回行うことができるということが判ります。
このように、使いこなし始めるととても便利な機能が備わっています。
作業していると、「パッキンが弱っている、劣化している」ことがたまにみられます。今回の時計に劣化はみられませんでしたが、そういったことが見られた場合、当店ではパッキンの交換をおすすめしております。
実は、このパッキンは防水時計には無くてはならない最重要パーツといっても過言ではないくらい大切なパーツなのです。
生活防水しかり、200メーター防水しかり、時計の敵『水入り』から守ってくれるのは、他でもない『パッキン』なのです。
こちらのパッキンが劣化していると、時計内部に水分が侵入し、曇りやパーツの錆びを生み、機械の劣化を一気に進めます。
時計にかかる費用は決して安くはありません、ですが、このパッキン交換作業代は税込550円でうん十万円とする時計を故障から守ってくれます。
ローコスト・ハイリターンなこのパッキン。是非頭の片隅にでも置いておいて頂けると幸いです。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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