FOSSIL(フォッシル)の電池交換。
フォッシル 電池交換 時計修理
今回はフォッシルの電池交換をしていきたいと思います。
~フォッシルの誕生~
フォッシルは1984年にアメリカで誕生したブランドです。
オーセンティックヴィンテージとクラシックデザインをコンセプトにしており、1984年の創立以来、デザイン性に富み、これまで以上に素晴らしい高品質の腕時計、ファッションウォッチ、バッグ、レザーグッズを発表してきました。
創業当時、単に“時を知るための道具”だった時計をポップカルチャーやファッションと融合させ、新しい“ファッションウォッチ”のジャンルを作り上げたのはフォッシルだと言われています。
文字盤、インデックス、針すべてがホワイトで統一されていて、非常にシンプルなデザインになってますね!
さすがファッションウォッチの先駆者と言えるモデルになっていると思います!
さて、さっそく作業に入りたいと思うのですが
電池交換をする際の注意点をいくつか挙げたいと思います。
~電池交換の際の注意点~
まずは裏蓋を開けるときです。裏蓋の種類はよくあるもので3種類あります。
スクリュー式、こじ開け式、ネジ留め式です。それぞれに注意点はあるのですが、今回はフォッシルがこじ開け式だったのでこじ開け式について詳しく話そうと思います。
こじ開け式の場合、かならず裏蓋に開け口があります(特殊形状で開け口のないものもある)。
写真のような専用の工具があり、その工具が入るようにケースと裏蓋の間にくぼみがあるのが目印です。大体9時位置または6時位置にあるかと思います。開け口ではないところから開けようとすると工具でキズを付けたり、へこませてしまうので注意です。
開け口が見つかり、専用工具で開ける際の注意点といたしまして力を入れすぎて奥まで差し込まないようにすることです。ご想像はできるかと思いますが中の機械や最悪の場合コイルを損傷させてしまう可能性があるからです。コイルを損傷させた場合、機械ごと交換するしか方法はありません、、、。そうならないように工具の入れる角度や力のかけ具合など注意しながら開けます。
いよいよ古い電池を取り、新しい電池を入れるのですがこの際は必ず指サック!!万が一機械や電池を触れることがあった場合、指サックをせずに触れるのは断固NGです!
たまに、電池交換のご依頼があって中を見てみると指紋がびっちり付いているのを見かけます。私たちにとっては本当に考えられないことです。
わかることだと思いますが、指紋は違う言い方をすると皮脂です。機械や電池に皮脂が付いたままだとそれが腐食し、機械を壊してしまうことがあります。そのようなことが起こらないためにも指サックは必ずつけなくてはいけないのです。
新しい電池を入れたら動作の確認をし、裏蓋を閉めて、時刻を合わせて終わりになります!
電池交換という単純な作業の中にも気を付けなければいけないことがたくさんあります。お客様のためと思えば当たり前にしなくてはいけないことですが、できていないお店もあるように思います。
BROOCH時計修理工房の職人は細かいことに気を付けて、細かいところまで気にかけれる職人が揃っています。
お困りの際はぜひブローチ時計修理工房にお越しください!
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