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SWISS MILITARY HANOWA の腕時計のコマ調整と電池交換

4月 18th, 2022

今回ご紹介するのは、SWISS MILITARY HANOWA 6-5230 コマ調整電池交換です。
実はこちらの時計、2度お越しいただいております。1度目はコマ調整で、購入したばかりでバンドが緩いためいくつかコマを外してほしいという依頼で来店していただきました。2度目はその後止まってしまった際に電池交換で来店していただきました。
何かあった時に継続してお越しいただけるというのは非常に嬉しく思います!いつもありがとうございます。

SWISS MILITARY HANOWA 6-5230 のフェイス

放射状に光が伸びるサンレイ仕上げと、インデックスが爪のような形をしていて、力強い印象を受けます。と思えば、ドットの夜光や矢印秒針に柔らかい印象も受ける、細かいところまでデザイン性のある時計ですね。

コマの種類は割れピン式

SWISS MILITARY HANOWA 6-5230 のコマ調整1

早速コマ調整に取り掛かります。お客様の腕周りの長さを測り、12時側と6時側から合計3コマ取り外すことにしました。

今回のコマは割れピン式と呼ばれるもので、その名の通り、先が割れたピンによってコマとコマの連結を果たしているタイプでした。
個人的な観点でお話しすると、他のタイプよりも劣化してしまうスピードが早いような印象を受けます。ピンが出てきてしまったとか、ぽろっとバンドが切れてしまったというときに、見てみると割れピン式だった、ということが何度かあります。

SWISS MILITARY HANOWA 6-5230 のコマ調整2

良くないことばかりなのかというと、そうでもなくて、加工がラクであるという点はメリットかなと思います。
割れている先端の丸みのあるところ(上の画像の赤丸)が押し込まれることで、コマとコマは固定されています。緩くなってピンが取れてしまった原因の多くは、その丸みのある部分の膨らみが潰れてきてしまうことにあります。ここは簡単に加工が可能なため、再度修正して入れなおせば、しっかり固定されることが多いです。これは他のタイプよりも低コストで修理できるメリットですね。

裏蓋を開けてみると

SWISS MILITARY HANOWA 6-5230 のムーブメント

止まってすぐお越しくださったため、液漏れ等も無く、綺麗な状態でした。そして電池を交換して改めて動き出しました。大切にご使用されているのが分かりますね。
また、防水防塵を低下させないためにもパッキン交換も行いました。パッキンとは裏蓋の溝にある輪ゴムのようなパーツで、防水防塵効果があり、時計を大切にお使いいただく上では欠かせないパーツです。電池交換による裏蓋の開閉時に、パッキンを100%元の形に戻すことはできないため、一緒にパッキンも交換することをオススメしております。

SWISS MILITARY HANOWA の腕時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください

BROOCH時計修理工房神田店の外装

ブローチ時計修理工房では、オーバーホール(分解掃除)ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。

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