OMEGA(オメガ)腕時計をオーバーホールでお預かりしました
OMEGA(オメガ)腕時計のオーバーホール
今回は、OMEGAのオーバーホールのご依頼です。こちらの時計は、購入から20年が経過しており電池交換は長い間していないとのことです。液漏していないか心配ですが時計の中を確認していきます。
時計の中を見てみると、中には電池が入っていませんでした。恐らく前回の電池交換の時に、電池交換をしたが時計が動かず、オーバーホールを提案されていたのかと思います。電池が入る部分には液漏れの跡がありました。これだけ液漏れをしていると、軽く掃除をしただけでは動きません。ですので、今回は電池交換ではなくオーバーホールでお預かりいたします。液漏れとは、電池から液が漏れる症状のことです。電池が切れた状態で、長い間電池を放置していると液漏れが起きます。液漏れが起きると、機械内の端子や歯車・回路に液が侵食してしまい電池交換だけでは動かなくなってしまいます。時計を長くお使いいただくためにも、時計が止まったらはやめに時計修理店へお持ち下さい。→オメガ修理事例
OMEGA(オメガ)のコンステレーションってどんな時計?
オメガのコンステレーション(constellation)は、英語で星座を意味する時計です。ロゴやインデックスなどに星のマークが配置されており、スピードマスターやシーマスターといったスポーツウォッチとは異なるドレスラインとして女性に人気の時計です。なお、星のマークは単なるデザインではなく、コンステレーションの歴史を表しています。コンステレーションが誕生したのは1952年です。この年に時計の精度を競う世界最高峰の舞台として知られる「天文台コンクール」にて優秀な成績を収めたことを切っ掛けにして、文字盤6時位置に配されている星のエンブレムが生まれました。モチーフに星が採用されている理由としては、「正しく時を刻む時計」としての誓いを古代から時の象徴であった星座(星)に込めたと言われております。時計をひっくり返して裏蓋を見ると、天文台のエングレービングが施されています。