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オメガ コンステレーション1262.70 のオーバーホール(分解掃除)

1月 29th, 2023

究極を意味するOMEGA(オメガ)のシリーズ「コンステレーション」とは
OMEGAコンステレーションのオーバーホールや修理もブローチ時計修理工房では数多くの実績が御座います。

オメガの時計は深海探査で驚異的な耐水圧の記録を達成しオリンピックの公式時計に任命されるなど長年にわたって高い評価を受けています。
その精巧なデザイン、実現された強度、有効性は、年齢性別国籍を問わず広く賞賛されています。
特筆すべきは、オメガ コンステレーションが、比類なき正確さと最適な装着感、そして比類なき美しさにおいて他のコレクションと一線を画していることです。

「コンステレーション」という名称は1952年に開催された天文台クロノメーターコンクール(出品作品の正確さを審査する有名な時計コンクール)で優勝したことから、この特定のシリーズに与えられたものです。
最近では、2009年にレディースのコンステレーションがリニューアルされ、色、サイズ、素材のバリエーションが豊富になり、女性の好みにぴったり合う時計を見つけることができるようになりました。

ゴールドの輝きが素敵なオメガ「コンステレーション」
SSとゴールドのコンビネーションカラーが絶妙でキレイに輝くオメガコンステレーション。

オメガ コンステレーションはジュネーブ天文台クロノメーターコンテストの厳しいテストに耐え、その並外れた性能により世界中で高精度のタイムピースとしての名声を得ることができました。
そのため時計の裏蓋にはこの時計の優れた精度を象徴する天文台の紋章が記されています。
現在でも評価作業は主にスイスの公式クロノメーター試験所(COSC)が行っています。16日間続くこの状況では気温に変化を与えながら-4~+6の範囲内で1日10秒以内の精度の差を表示することが要求されています。

オメガ コンステレーションはSSにベゼルとベルトにゴールドを使用したコンビネーションモデル。
バーインデックスとドルフィンハンドがシェル調盤面上で輝かしい時間を彩っています。

不動になった時計もオーバーホールと併せて修理します
裏蓋の天文台は正確な時計であることの証になっている。

お持ち込みいただいた段階で止まっていて「もしかしたら電池切れが原因で止まっているわけではないかも…」とオーナー様からお話がありました。
確認のために電池を入れ替えてみても動く気配がありません。パルスチェッカーという回路が正常に動いていれば反応する機械にかけてみたところ反応なし、これは回路が不具合を起こしている線が濃厚です。
オーバーホールを行ってパーツを一つ一つバラバラにしてどの部分が問題になっているかを特定し交換をして修繕を進めます。
OMEGA Cal.1456が内臓されたコンステレーション。

こちらの時計は親戚の人がもう使わなくなったから、と何気ないプレゼントで貰ったものだそうですが、
この時計を使用し続けることで時間を共有するという意味合いに変わっていきます。

後から思い返すと、意外と思い入れが深くなったなぁ、と思いながら次の世代に受け継いでいくような大切な時計になるかもしれません。
あなたがお持ちの時計も是非オーバーホールや修理を行ってその思いを時間とともに残してみませんか。
ブローチ時計修理工房ならそのお手伝いができます。時計の修理やメンテナンスのご相談はぜひお気軽にお問合せください。

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