BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 浅草店 > SEIKO(セイコー)の独自機構「キネティック」とは
スタッフブログ

こんにちは。BROOCH時計修理工房スタッフのWです!
今回はSEIKOが開発した独自機構「キネティック」という機構について,簡単にご説明致します!

キネティック(KINETIC)の電池交換はブローチ時計修理工へ

キネティックとは

キネティック機構とは、SEIKOが開発した独自機構のことを指します。

キネティック(KINETIC)の電池交換はブローチ時計修理工房神田店へ
キネティック機構の時計の原理は、自動巻き時計の様に内部にローター(振り子)が搭載されており、そのローターが左右に振られることで「発電」し、針が動きます。(自動巻き時計ではローターが振られるとゼンマイが巻き上げられます。)
簡単に説明すると、「小さな発電機を持った時計」です。

キネティック機構の優れた機能「オートリレー機能」

キネティック機構には、消費エネルギーを最小限に抑える「オートリレー機能」というものが備わっています。オートリレー機能とは、「パワーセーブ機能」と「自動時刻復帰機能」という2つの機能を合わせたものです。ではその2つはどんな機能なのかご説明いたします。

・パワーセーブ機能
時計を使っていない状態が72時間以上続くと、自動で針を全て停止して機械的な稼働部の劣化や、電流の無駄な放電を防ぐ機能のことをパワーセーブ機能と言います。

・自動時刻復帰機能
パワーセーブ機能によって時計が止まってしまうと、また日付を合わせなくてはいけないのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は内部に別のローターがあり、それによって時計が止まっている間も時刻を刻み続けています。
そして使用再開を検知すると時分針が高速で回り、現在時刻に追いつくことが出来るのです!
この機能を自動時刻復帰機能と言います。

これらの機能をあわせたものがオートリレー機能であり、これによって無駄なエネルギー消費を抑え、ムーブメントや時計の寿命を延ばしているのです!

キネティック(KINETIC)の電池交換はBROOCH時計修理工房へお任せください

そんな寿命の長いキネティックですが、電池交換が不要ということではありません。また、キネティックは民間のお店だと電池交換を受け付けていないところもあります。しかしBROOCH時計修理工房では電池交換が可能です!ぜひ一度ご相談ください!
(※料金は¥3,300、お渡しはお預かりから約1週間後となります)

他にも、ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。

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