セイコーレディース腕時計の電池交換
修理ブランドSeiko セイコー
セイコー(SEIKO)レディース腕時計の電池交換
本日は、曇っていますが、街にはクリスマスのイルミネーションが綺麗で、人通りも多く、街には活気があります。筆者も元気を出して、セイコー腕時計の電池交換の修理事例をご紹介したいと思います!
お客様がお持ちくださった腕時計は購入してから20年以上経つとのこと。何度も電池交換をして大切にお使いです。文字盤が見やすいので愛用されているとのことでした。時計部分が薄く、手に馴染みが良く気に入っているとのことです。お客様が大切にされているためか、茶色のベルトに金のベゼルの腕時計は温かみを感じます。
では、さっそく電池交換をしていきます。今回は、裏蓋のパッキン交換も承りましたので、パッキン交換も手順に入れます。
電池交換の手順
1.裏蓋を開けます。この時計の裏蓋ははめ込み式(スナップバック方式)でした。こじ開けという工具の使い、裏蓋の隙間にさしこんで開けます。
2.古い電池が入っているので取り出します。
電池を取り出したら、漏液が起きていないか確認です。漏液が起きていると、白い粉状の物質が電池の裏などに溜まり、機械の故障の原因となってしまうのですが、今回は漏液は起こしていなくて、時計の内部はきれいです。
3.古い電池を取り外します。古い電池は処分するのですが、電池の型番をチェックです!同じサイズの新しい電池を準備して入れるからです。
4.新しい電池をいれます。
5.時計が動いているか確認します。無事、秒針が動いています!
6.裏蓋に取り付けられているパッキンを外します。
7.裏蓋の直径と、古いパッキンの太さを測り、サイズの合う新しいパッキンを用意します。
8.新しいパッキンにシリコングリスを塗布し、裏蓋に取り付けます。
9.裏蓋を閉めます。
これで電池交換と裏蓋のパッキン交換完了です。時計を現在の時刻に合わせます。
裏蓋のパッキンは、水や塵の侵入防止のために取り付けられています。一見の見た目は輪ゴムのようですが、役割はとっても大事!電池交換で裏蓋を開けると、パッキンのところで塵がたまっていたりします。しっかり防塵機能を果たしてくれているのです。雨に塗れたり、手を洗ったりと水に触れる機会もありますが、パッキンが防水機能を果たしてくれます。パッキンは、時間の経過とともに劣化して弾力が無くなっていきます。また、電池交換で裏蓋をあけますと、どうしても、全く元の形に戻らずよれてしまったりして防水機能が落ちがちですので、電池交換の際にはぜひ一緒にパッキンも新しいものに交換することをおすすめします。
BROOCH時計修理工房万代店では、電池交換は国産時計1100円、舶来時計2200円で承っております。パッキン交換は550円です。お客様の愛用の時計、電池が切れてしまったら是非お持ちください。BROOCH時計修理工房では、電池交換の他にも、バンド交換、コマ調整、ポリッシュ、オーバーホールなど承ります。お使いの時計のお困りごとがありましたらぜひ一度時計をお持ちください。
電池交換 | ¥1,100(税込) |
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パッキン交換 | ¥550(税込) |